分かったよーなこと、言ったって~!!

中途半端な知識で適当ぶっこく無法地帯へようこそ( ^-^)ノ

大人を、逃げるな!?

2012-03-17 03:45:58 | 思考の散歩
 子供は、国の宝です。

 親の世代は、いつの日にか子供たちの世代に、自分や国、地域を任せなければなりません。

 その為には、育てる側がちゃんと良い方向へ導いてあげなくてはなりませんよね。

 だって、そうやって自分たちも上の世代から育ててもらったんですから、これは大人の務めだと思います。



 そこで。

 ニュースなどで御存知の方も多いかとは思いますが、まずはこちらの裁判を御覧下さい。



マンションの上階の子どもの騒音に対し、慰謝料60万円など
支払い命じる判決 東京地裁



 いえね、最初は私も「大した事ないのに慰謝料請求したんじゃないのー?」と思いながら記事を開いたのですが、どうやらこれが大した事だったようなんです。きちんと詳細に検証した結果、判決では「生活実感として、かなり大きく聞こえ、相当の頻度であった」と認められました。

 ところが、支払いを命じられた側は「言いがかりだ」と反発しているのだとか。


 そうなる前に親が為すべき事はあったと思うんですよ。そりゃあ、昔と違って共働きの御夫婦も現代は多いですが、その代わりに家事の時間と手間を短縮出来るだけの家庭用品の進化もあります。大人が子供にちゃんと『良い事・悪い事』『迷惑をかける事』『お礼・謝罪』等を教えてあげないと、いつまで経っても子供の側にはインプットされません。そうして育つうちに親の側が老いて、子供に手が付けられなくなって自分の身に返ってきます。

 しかし、この「言いがかりだ」と反論する方、所謂『モンスターペアレント』が当たり前の様に散見されるのは非常に悲しくもあり、また将来が不安でもあります。


 そしてこれ、親御さんだけでなく、教育の場である学校でも教師がこうした『育てる義務を放棄している』が如き事案も最近目立ってきました。


 こちらの記事が一例です。


「同じクラスにしないで」
千葉の中学、生徒に名前記入させるアンケート配布



 いえね、よく生徒に対して『ゆとり』なんて馬鹿にするお話もありますが、これは教師の側が『ゆとり』じゃないだろうかと思わざるを得ません。

 そうならないように指導していく、教育していく、まだ純粋な子供たちに悟らせていく、人の痛みを分かってあげられるように人格を作っていくと言う、教育のプロとしての職責をまるっと放棄してしまっています。教師のストレスもよく話題に出ますが、だからと言ってこういった『逃げ』は感心出来るものではないと思われますね。しかも最近は一学級の生徒数が昔より大幅に減っているはずですから、昔のセンセー方よりは『より、密な』コミュニケーションが取れるはずなんですよ。



 これは、私の地元小学校、まぁ私の母校のお話なのですが、生徒を校外へぞろぞろと歩かせている所に遭遇した事がありましてね。その時に担任の先生が子供たちを叱責していた場面、まぁ「列はみ出すなー!」とか「ちゃんと前に詰めろー!」とか、そんな声掛けだったのですが、どうにも「この先生、本当に子供の事を大切に想っているのかな?」と疑問を感じたのですよ。

 我々はもう忘れかけている遠い過去のお話になってしまいますが、やはり子供ってそういった感性的な直感って鋭いんですよね。怖い顔をして、厳しい事を大きな声で言われても、「でも、この先生は僕たち私たちの事をちゃんと大事に想って見守ってくれてるな」と言うのを感じ取っていたからこそ、「先生ー」と慕っていたと記憶しております。

 ところが大人の私が疑問に感じる程の叱責、子供たちがそれを感じ取らないはずがないと思うんですよね。

 「この先生は、僕たち私たちの事、好きじゃないんだな」

 そう思ってしまったら、子供たちは先生に懐きませんし、家でも親に対して先生の事を良く言わないことでしょう。


 「大人を逃げている」事を子供は目ざとく察知して、『失格』の烙印を押しているのではないでしょうか?




 子供は産まれた時、誰しも真っ白なキャンバスです。


 だんだんとそれぞれに『個性』と言う『色』が付いていきますが、おかしな『色』や不自然な『色』が染みてきたり、はたまた穴が開いてしまうキャンバスもあるかもしれません。



 描く大人の側がちゃんと自然な色合いに修正してあげたり、影を付けて深みを出してあげたり、小さな穴を塞いであげたりしなければ、ほこりを被ったキャンバスにはどんどん変な染みが付いて、虫も食ったりして醜くなっていくばかりではありませんか?






日記@BlogRanking 人気ブログランキングへ ←例のアレです!! お気が向かれましたら。