がんばれ！

８月の１１日のことでした
埼玉に住む高校時代からの親友、ミゾからメールが入りました。
彼女は今年の４月に結婚し、埼玉に移り住んでました。

午前中にメールなんてめずらしい・・とそう思いながら開いたのですが、驚くないようでした。

「父が急逝した」　

なぜ！？結婚式でお会いしたときはあんなに元気だったのに・・・
でも一番驚いているのは私よりも、本人だろう
原因はくも膜下出血とのこと
翌１２日に通夜、１３日に告別式とのこと

ミゾの家に遊びに行った時に、お酒を飲み、
目を細めて笑いながら話をしているお父さんが思い出されます。
素敵なお父さんでした。

ご挨拶させてもらおうと１２日仕事を終え通夜に参列しました。
入り口にミゾがいました。泣いていました。

私は今まで彼女が泣いたのを見たのは２度目です。
１度目は結婚式の時。そして２度目が今日でした。涙を人前では見せないのです。だからミゾが涙を流すのは言いようのない悲しみ、喜びの時しかないのでそれだけでも辛かったです。

彼女はとても小柄なのですが、彼女のお母さんはもっと小柄です。でもとてもパワフルで仕事も家事もばりばりしてらっしゃいます。いつもお会いするとき「かおりちゃん」とニコニコ話しかけてくれ、いろいろ気さくに話しかけてくれ、実は人見知りな私はとてもうれしかったのです。こういうご両親に育てられるとミゾのような子ができるんだなとうらやましく思ったことがあります。

お母さんはとても気丈に振舞っていましたが、最愛のお父さんが亡くなられてどんなに悲しいだろうと思うと涙が止まりませんした。


通夜には大勢の人が弔問に訪れ、彼女のお父さんだけでなく彼女の”家”がいかに慕われていたかよくわかりました。

永遠に生きることはできる人はいません。誰にでも死は訪れます。
愛する人が亡くなった悲しみはどんなに時間が経ったって癒えることはありません。癒す必要もありません。その悲しみを抱えたまま生きていけばいいんだから。

一人じゃない。大勢の人がそばにいるよ。