おいらの父ちゃんは、面作り職人なんだ。
いがぐり 『とうちゃん、できた?』
面次郎 『もうすぐだ。』
牡丹 『お茶が入りましたよ。』
いがぐり 『あ、かあちゃん。』
ぼくのかあちゃんは、
村一番の器量よしって言われてる。
父ちゃんのお嫁さんになる前は、
ミスきのこ谷に選ばれた事もあるんだよ。
牡丹 『いがぐりちゃん、お仕事のじゃましちゃだめよ。』
いがぐり 『じゃましてないやい。』
牡丹 『松子ちゃんに、温泉のお土産いただいたの。』
面次郎 『できたぞ。』
いがぐり 『わ~~~い♪♪♪』
いがぐり 『かあちゃん!どう?』
牡丹 『ふふふ・・・、おもしろいわね。』
いがぐり 『カンタくんに、見せてくる~~~!
まんじゅう持ってくよ!』
牡丹 『あ!』
牡丹 『いがぐり、ちょっと待ちなさい。』
牡丹 『外は寒いわよ、これかぶって行きなさい。
懐に入れて、あたためておいたわ。』
いがぐり 『は~~~い。』
牡丹 『・・・あら、もう小さくなっちゃったわね。
作り直さないと。』
牡丹 (面次郎さんも、私も、顔小さい方なんだけど・・・。)
いがぐり 『いってきま~~~す!』
牡丹 『暗くなる前に、帰るんですよ。』
いがぐり 『は~~~い!』
牡丹 『松子ちゃんにいただいたキュウリ漬けも、
出しましょうか?』
面次郎 『・・・うむ。』
とっても、寡黙な面次郎。
牡丹 『もう、ミモザの咲く季節になりましたね。』
面次郎 『うむ。』
牡丹 『雪景色とミモザと言うのも、オツなものですね。』
面次郎 『うむ。』
ひょい!
いがぐり 『とうちゃん!かあちゃん!』
とうちゃん・かあちゃん 『!!!』
いがぐり 『へへへ~~~。』
牡丹 (まったく、いがぐりはひょうきん者ねぇ。
面次郎さんと足して割れば、丁度いいのに・・・。)
面作り職人 面次郎宅をセットしてみました。
この板の間の部屋は、いつも、
土間と板の間を、真ん中で縦に割るようにセットしていますが、
いつも同じようなアングルになってしまうので、
今日は、横に割るようにセットしてみました。
土間の台所と板の間を両方セットするのは大変なので、
今日のセットを片付けずに、後半分の台所を足して、
明日は、土間の台所と板の間のセットで撮ろうかと思っています。
さてさて、
いがぐりちゃんは、カンタくんに、
ひょっとこのお面を見せる事ができるでしょうか?
カンタくんは、本家駄菓子囲炉裏屋の孫息子です。
(こちら)
(出演者:アルフレックス 木枯し紋次郎 面職人・面次郎
タカラ ジェニーフレンド ロベリア 牡丹
ヴィンテージベッツィ いがぐり)
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