朝起きたら、外は積雪でした。リモートでお仕事していた家族の○くん、久しぶりに出勤だったのですが…リモートに変更になりました。寒すぎです☃
久々に、宝塚ネタです。
この公演が、宝塚大劇場(ムラ)で初日を迎えた頃(9/18)、まだ暑い日々でした。ムラの千秋楽が11/1で、東京に移動して11/20が、東京宝塚劇場での初日だったと思います。そして、12/26に千秋楽となりました。
『柳生忍法帖』は、昔人気だった作品だそうですが、宝塚的には難しいだろうなと思っていたら、まあ、最初はかなりファンから色々言われていました…。
脚本が上がるのも遅かったようですし、ムラ公演は実質は舞台稽古だったのかも…。毎日試行錯誤してそのお役を演じている感じでした。なので、東京公演を、観られた方はタイミングがよかったと思います。どの公演でもそうですけれど、深まるのは東京公演ですし。
お芝居の中で、特に観客の涙を誘ったのは、天丸地丸風丸の三兄弟と、城に連れさられた姉の悲しい運命なんですが。原作では三兄弟は犬だったようですから、大野先生グッジョブだったと思います。
お芝居での私の見どころを少し…。
礼真琴さんの素晴らしい歌唱力、柳生十兵衛らしい手練さ、例えば…短剣だか手裏剣だかを投げる仕草や、殺陣の格好良さ。
台詞に込められた想い。
個人的には、「外道がぁ!!」からの斬!あそこは見逃せませんでした。
舞空瞳さんのゆら、加藤明成にいう「殿ぉ〜、心変りですか?」が、毎回、おとこを惑わす女の声音でした。父が乗り移っている時の声をぴったり合わせなければならないところなど、毎回うまくやられてました。
組長の美稀千種さんの、堀主水。
東慶寺の門前で、七本槍に、ひどい扱いをされながら連れられてきて、「武士の情け?…」の台詞を天秀尼役の有沙瞳さんが話すのを、見つめる表情の変化がうまいなあと思って、毎回オペラで見ていました。
千姫の白妙なつさんの、威厳のある佇まい、発せられる声音、さすが副組長。
沢庵禅師の天寿光希さん。毎回台詞の発し方を変えてきて、同じものではなく毎回楽しめたのですが、ムラ千秋楽の演技は特に納得できました。「十兵衛そなたはこれをどうみる?」とか「我が戦敗れたり」とか、重要は台詞も、表情も日々進化が感じ取れました。東京公演後半には、ぶれない禅師がそこにいました。
大輝真琴さんは、千姫の家臣吉田修理役でしたが、額を手で叩きながら下手にはけていく時の仕草の上手さに感心しました。かなり研究したんだなぁ〜と思いました。
加藤明成役の輝咲玲央さん。
憐れなエロバカ殿をここまで演じきるって…。
十兵衛に一発くらって倒れるさまの細かさとか、すごいな!と思いました。ショーでは、シュッとして娘役さんをエスコートするのに。
愛月ひかるさんは、芦名銅伯と、天海大僧正の二役。男役の集大成。若かりし日の黒髪のお姿もありました。妖術使いの108歳なのに、まだ若いというなかなかないお役でしたが、みていて安心できました。
七本槍の皆さんはそれぞれ見どころがあったのですが、キャラがそれぞれ立っていてそのお役の過去が見えてくるようでした。あえて、お名前は出しません。長くなるので。
堀一族のおんな達や、城に連れ去られた娘たち、特に水乃ゆりさんの紙屋のおとねなど。天丸達の姉役の都優奈さんのわらべうたの場面…お歌がますますよくなってましたし、悲しい場面で涙を誘いました。
他にも、下級生の気になる生徒さんの場面は、オペラでチェックを欠かしませんでした。鳳真斗愛さんのお役とか楽しみでしたし。
はじめは、被り物でお顔が見えなかった生徒さん達も、ちゃんと顔が見えるようになりましたし。忍者だけは、私ではどうにもならなかったですけどねw
個人的には、朝水りょうさんの柳生宗矩イケメンだったので、目の保養でした。
東京での変更点は、堀一族の中の彩葉玲央さんと湊璃飛さんが、東慶寺前で○されてしまうところ、それに伴ってその妻などとのお芝居があって、最後の場面の千姫(天樹院)の「捨て置け捨て置け」はムラでは違う台詞だったように思いました。
ショーの方は、なつかしい場面がありましたし、よかったとは思います。からだに叩き込んで抜け感のある振りの数々…礼真琴さんの素晴らしい歌唱力とダンス。キャリオカ場面で、黒燕尾だったので大階段の男役群舞がなかったのか?黒燕尾でなくても群舞ほしかったなぁと思いました。
なんとなく、物足りなさを感じました。あと、退団者の方は、前列にいたり少人数口の場面に入っていたりしてはいましたが…。
今回は二番手スターの愛月さんも退団のため、千秋楽のみサヨナラショーがあったためか、退団者らしい場面はなかったです。
退団者さんだけでの、銀橋渡りさせてあげてほしかったような…。
モアー・ダンディズムの主題歌は、エトワールの有沙瞳さんが歌います。なかなか昭和感たっぷりの曲調でした。歌いやすいですね。
スターさんは、自分のファンや近くで自分を見ている人のことはすぐ気付くので、銀橋にでてきたときなどに、それぞれファンサをしていますので、そいうのを感じるのも楽しみです。
退団者は、
紫月音寧さん(92期)
夢妃杏瑠さん(93期)
愛月ひかるさん(93期)
漣レイラさん(94期)
彩葉玲央さん(97期)
湊璃飛さん(98期)
澄華あまねさん(102期)
愛月ひかるさんのサヨナラショーのあと大階段を降りて退団のご挨拶…。ムラ楽は劇場で拝見できました。
東京楽は、シネコンでのライブビューイングと
かライブ配信でと思っていましたが、事情があり観ませんでした。
すぐに、CSのタカラヅカニュースでその様子は放送されると思いますし。
ムラの千秋楽の時の…湊璃飛さんの退団のお花…あれは、青い彼岸花ですよね?鬼滅の刃が、お好きなのかな?漫画好きだとは聞いていたような記憶なので。
(CSのタカラヅカニュースで、退団者階段おりからのお花渡しからの舞台挨拶映像を観ましたが、あれ?よく似た青い花だけれど、彼岸花じゃなくなってるわ〜)
少しのお休みのあと、すぐに別箱のお稽古集合日となるでしょう。礼真琴さん主演の「王家に捧ぐ歌」と、瀬央ゆりあさん主演の「ザ・ジェントル・ライアー」です。
皆様、本当にお疲れ様でした。
りらは、最近宝塚熱は冷めつつありますが、まったく観ないつもりではなく、無理のない程度には楽しませていただこうと思っています。
コロナのこともあるし、最近地震も多いので、なるべく地元に家族と共にいたいと思っています。
この星組の千秋楽で、宝塚も公演納めになったのかな?最近、把握していないことが多くて。お稽古はあるでしょうけど。
元日から、公には始動していると思います。
私は、新年明けてしばらくは観劇はしないつもりです。
たぶん、月組公演、雪組バウあたりからかと思っています。