似合ってるかどうかは別として…。
私には、勝負服が何枚か、クローゼットにはかかっている。
流行に関係のない服だから、もう、数十年、着ている。
体形にも左右されないから、楽に着れる。
その中の一つに、絣模様のベストがある。
藍色の服の上に、ふわっと羽織る。
ペラペラの薄いベストなのに、おかしいように、気持ちが落ち着くのだ。
似合うか、似合わないかは関係ない。
それを羽織ると、気持ちが穏やかになるから、不思議だ!
上の息子は、小さい頃、私がかけていた赤い毛布が好きだった。
日本橋の西川で、嫁入り道具の寝具をあつらえた。
その中の一枚だ。

ある日、洗濯するために、ベッドからはがした。
お気に入りの赤い毛布が見えなくなって、息子は、火が付いたように泣き出した。
実家に泊まりに行くときも、赤い毛布を持参する。
いつしか、半分に切り、また、その半分に切り…。
随分と小さくなってしまったけれど、いまだに、その毛布は健在だそうな。( ´艸`)
親子ともども、精神的なよりどころになるものがあって、笑っちゃう!