召喚士は、異界送りだけではなく、「召喚」という魔法のようなもので「召喚獣」を呼び出し戦うことが出来ます。
今回の歌舞伎の終盤で、召喚獣を次々と呼び出す場面があるのですが、様々な召喚獣が現れ、連獅子のような髪の毛を振り回す舞を行ったのは、びっくりしました。
歌舞伎の古典の要素を取り入れることで、入門編的な意味合いもあったのでしょうか。
そういう、歌舞伎の古典を振り返るような観点が、ほかにあったのかは、気が付きませんでしたが。
メディアとしてのゲームを振り返ると、FF10はピークにあったと言えるかもしれません。
FF11は、MMORPGと呼ばれるネットゲーム。その後、ゲームの多くは、資金の回収が容易なネットゲームに移行していきます。
それまで「作品」としてのゲームは、解説本をはじめとした付随する製品で世界観を充実させていました。
アイテムの販売等で、資金の回収を図るネットゲームでは、作品としての充実はあるのですかね。私もネットのゲームを少しやったこともありましたが、今はやめています。もはや依存症患者を作り出すだけの存在になっていないのか、気になるところです。
パッケージ型のゲームも無理な続編への連動などで衰退していきます。FF10も続編はあったのですが、まだこの頃は悲劇のヒロインであるユウナちゃんを幸せにするゲーム位のノリ。
本編は本編で完結していますし、影響することはありません。ラストがなかったような作品や本編の終幕をひっくり返すような作りをするようになっては、おしまいだなと思ったものでした。
ゲーム自体に、今後、今回のようなメディアミックスの対象となるような、名作が生まれることがあるのでしょうか。操作者の選択によって違う展開を見せる「ゲーム」という表現も素晴らしいものだと思っていたのですが。
写真は、晴海と豊洲を結ぶ晴海大橋です。2006年にできた比較的新しい橋です。中央部の首都高速晴海線は、2018年開通。この辺りから、振り返ると豊洲駅付近が一望できます。
橋をくぐる際、首都高速の橋桁が晴海方面に繋がっています。晴海は江戸時代からの埋め立て地。過去への窓のようですね。
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