りぞあかぶろぐ2
ココログで2006年から掲載してきたライフログ「りぞあかぶろぐ」の第2弾です。




ほかの七福神スポットを回るため、また三ノ輪からスタートです。

 

 橋場不動尊まで終わったのですが、まだ続く浅草名所七福神。続きをということで、またもや三ノ輪からスタートです。

 浅草方面に向かう際、見かけたのが、千束稲荷神社。

 御祭神は、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)。創建は不詳とのことですが、おそらく寛文年間(紀元2321~2332キリスト暦1661~72)だろうとのこと。

 ウカノミタマは、日本神話に登場する女神で、『古事記』では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、『日本書紀』では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と表記するとの由。こちらは、日本書記派な訳ですね。

 伏見稲荷大社の主祭神であり、稲荷神(お稲荷さん)として広く信仰されているそうですが、稲荷主神としてウカノミタマの名前が文献に登場するのは室町時代以降だそうです。伊勢神宮ではそれより早くから、御倉神(みくらのかみ)として祀られたとの由。 

 古事記では、もう一柱の祭神、素戔嗚尊の娘とされていますが、日本書記では、イザナギとイザナミが飢えた際に、産んだ食物の神とのこと。

 この神社は、龍泉寺村(現在の台東区竜泉周辺)が起立して以来、龍泉寺村の氏神様として崇敬され、今日に至っているとのこと。 

 上の写真は、右を向く神狐さん。

 左を向く神狐と対になっていますが、狛犬なんかとは違い、阿吽にはなっていないのですね。

 また樋口一葉の名作『たけくらべ』は当神社の祭礼が舞台の一つになっており、『たけくらべ』ゆかりの神社として境内には樋口一葉の文学碑が建立されています。樋口一葉は、明治26年(紀元2553キリスト暦1893)(歴年表示の考え方)から翌年にかけて、竜泉寺町368番地(現・竜泉一丁目)に居住しており、千束稲荷神社の近くに住んでいたことから、『たけくらべ』での美登利と長吉が喧嘩する祭りのシーンは、当時の千束稲荷神社の例祭がモデルになっているとされているとのこと。

 たけくらべは読んだことはないのですが、少年少女の淡い恋の話とのこと。アニメか何かにするとどうでしょうね。

 遊郭がからむから無理かな?

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