浅草方面に歩き、少し、隅田川方面に寄ったところあたりに、一葉記念館はあります。
以前、街歩きのツアーで灼熱の中、休憩をした記憶があるのですが、記事にはしていなかったようで。
名作「たけくらべ」の舞台となった龍泉寺町(現・竜泉)の人々は、一葉の文学業績を永く後世に遺すべく、有志により「一葉協賛会」を結成しました。昭和24年(紀元2609キリスト暦1949)(歴年表示の考え方)には戦災で失った「一葉記念碑」(ブログキャラクターの前の画像)を再建しました。
昭和26年(紀元2611キリスト暦1951)には、同じく一葉記念公園に左の「一葉女史たけくらべ記念碑」を建設します。
協賛会は、残る大事業として記念館建設を目指し、有志会員の積立金をもとに現在の用地を取得し、台東区に寄付をして記念館建設を要請したとのこと。それを受け、台東区は記念館建設を決定、昭和36年(紀元2621キリスト暦1961)5月12日に開館。当時、女流作家の単独資料館としてはわが国で初めてだったとの由。その後40年余りを経て、館の老朽化が進んだことや樋口一葉が新五千円札の肖像に採用されたことを機に、平成18年(紀元2666キリスト暦2006)11月1日にリニューアルオープン。残念ながら、先日、五千円札も津田梅子さんに代わってしまいましたが。
記念館の前にある一葉記念公園には、「一葉と樹」と題するパネルも展示されています。
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