バイオ企業の林原(岡山市) http://www.hayashibara.co.jp/ の唐突ともいえる経営破綻から4年。林原の借入金総額は約1400億 円。中国地方の金融機関では中国銀行のほか山陰合同銀行,広島銀行,鳥取銀行が貸し付けており,合算で約500億円であった。林原の主力取引銀行の一つである中国銀行は,体力以上の無理な開発投資を継続したことが経営悪化の主因とした。 . . . 本文を読む
バイオ企業の林原(岡山市) http://www.hayashibara.co.jp/ の唐突ともいえる経営破綻から4年。同社の元社長林原健氏が, 2015/8/26 日本経済新聞で, 倒産から4年,林原元社長が語る兄弟の「自立と絆」 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO90410280R10C15A8000000/ -と題して,現在の心境を語っている。記事によると,健氏は大学の名誉客員教授として教壇に立つほか,複数の企業で製品開発などのアドバイザー役を務めている。岡山を拠点にして,東京や各地を行き来する日々をすごしているという。 . . . 本文を読む
林原の経営破綻の真因(本質)に『関して,当事者二人の見解は,大きく異なる。弟で,元専務の林原靖氏は,“世界的優良企業「林原」は,銀行に裏切られ潰された”と訴えている。 兄である元社長は,林原家が悪かった,私が会社を倒産させてしまったと自己批判。“林原が倒産した根本的な要因は,「経理部門を任せていた弟,林原靖と私の関係性である。もっといえば,林原一族の特異性こそ倒産の真因は宿る。」と,告白している。 . . . 本文を読む
兄で元社長の健氏は,“林原が倒産した原因は,経理部門を任せていた弟,林原靖と私の関係性にある。もっといえば,林原一族の特異性こそ倒産の真因が宿る”『林原家 同族経営への警鐘』(p4)と,自己批判,反省基調である。 . . . 本文を読む
バイオ企業の林原(岡山市)の突然の経営破綻から3年。その当事者である林原の元社長 林原健氏と元専務の林原靖の両氏が倒産に至る経緯とその真相を,それぞれの著書で明らかにしている。 両書とも,同族経営の内幕を知り,同族経営のメリット、デメリットを論じる上で,参考になる書籍である。両書の併読をお薦めする。 . . . 本文を読む
JR岡山駅南に2014年11月の開業を目指し建設中のイオンモール岡山。開発計画では、中国・四国地方最大級の「都市型大規模モール」として、地下2階・地上8階の多層階、350の専門店で構成される。この場所は,かつての林原の所有地であった。 . . . 本文を読む
多くの人は「銀行はお堅く,一番”信用”のおける所」とのイメージを持つ。そんな信頼も,みずほ銀行の提携ローンを通じて暴力団構成員らに融資していた問題で,揺らいでいる。 今回の提携ローン騒動を通じて,銀行のずさんとも言える経営姿勢を垣間見るとき,『破綻──バイオ企業・林原の真実 』を通じて,“世界的優良企業「林原」は,銀行に潰された”との同社の旧経営者のいいぶんを,聞き流すことができない。 . . . 本文を読む
“バイオの雄”として名をはせてきた岡山の「林原」が、突然、会社更生法を申請したのが2011年2月。黒字を計上し続けてきた優良企業に、何が起こった のか?。林原は約30年前から不正会計を重ね、その間の架空の売掛金は300億円は、200億円の簿外債務も発覚した。破綻当時,林原社長の乱脈経営、公 私混同、さらには無能経営者ぶりが指摘され非難が集中した。 特に,「幅広い投資の実態や経営内容が不透明」と糾弾された。岡山駅前の再開発、東京歌舞伎町の土地取得など、不動産事業などに手を広げ過ぎた事が経営破綻の原因とも指摘されている。 . . . 本文を読む
会社更生手続き中のバイオ企業、林原(岡山市)は8月3日、化学品商社の長瀬産業とスポンサー契約を結んだ。長瀬産業は再建中の林原グループ3社に対し、総額700億円の資金支援を実施する。 長瀬産業は化学品商社の最大手で2011年3月期の連結売上高は約6602億円。林原の持つ甘味料「トレハロース」のほか、バイオ関連の技術力を獲得することで国内外で強化し、林原の業績回復と同時に自社事業の化学品や医薬品素材事業の強化につなげる考えである。 . . . 本文を読む