第11回林芙美子文学賞 締切:2024年9月13日(金) 主催:北九州市立文学館 賞:賞金100万円 「小説トリッパー」(朝日新聞出版)に掲載 応募資格:資格不問
林芙美子文学賞 は、誕生の地とされる門司市(現、北九州市門司区)にちなんで、北九州市が2014年に中・短編作品を対象に創設。(なお出生届は叔父の家の現・鹿児島市に明治36年12月31日誕生として提出されている。
年齢、性別、職業、国籍問わず、誰でも応募できる。応募作品の形式は問わない。手書き原稿の場合は、400字詰原稿用紙で50枚以上120枚以内、ワープロ原稿の場合は、A4サイズの白紙に40字×30行とし、原稿用紙換算枚数を記入のこと[1]。大賞は1編が選ばれ、賞金100万円が授与される他、朝日新聞出版発行の『小説トリッパー』。佳作は数編が選ばれ、賞金10万円が授与される。選考結果は、北九州市立文学館のホームページで発表される。
⇒⇒【募集要項】 第11回林芙美子文学賞
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森光子さんが48年間主演してきた舞台「放浪記」は,通算2000回の金字塔を打ち立てている。
「放浪記」は、鹿児島・桜島ゆかりの作家、
の波乱に満ちた半生を描いた、菊田一夫作の舞台。森さんは昭和36年の初演以来、ヒロイン・林芙美子を演じ続けた。
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花の命はみじかくて苦しきことのみ多かりき・・・・・
林芙美子の「放浪記」は故郷の書き出しに始まる。
芙美子の母親は桜島・古里温泉の宿の娘で泊り客(行商人)との間にできた子が芙美子であった。
〈母は、九州の桜島の温泉宿の娘である。母は他国者と一緒になったというので、鹿児島を追放されて……〉
芙美子が鹿児島市に住んだのは11歳から2年足らず。親類宅に預けられ、山下小学校に通った。
その後、ここに居れなくなり下関、門司、尾道、東京など全国を転々とするが芙美子の本籍地は鹿児島にあった。
桜島・古間温泉は,銀江湾に沈む夕陽の美しい場所である。芙美子はこの夕陽を見ながら暮らしたのであろう・・・・。