「ピアノを習いたいわけじゃなかった。」
「音楽は好きだけど練習はきらい。」
「好きな曲ならいいけど練習曲はつまらないからいや。」
「ゲームやテレビを見てからやろうと思っていると忘れてしまう。」
そんな生徒さんたちにひとつ伝えたいことがあります。
ピアノがうまくなる。好きな曲が弾けるようになる。ということだけが音楽教育の目的ではありません。
音楽の持つ潜在能力がすべての教科の学習に大きな効果をもたらすこと、人間形成に多大な影響をおよぼすことができるのです。
ペースメソッドが目指す音楽教育は、演奏を把握する知的理解(頭)・表現するための感性(心)・演奏技術である身体行動(指)がバランスよく調和された状態です。
これらの3つは、人間の基本的な要素でもありますから音楽演奏の開発過程において自然と感性豊かな人間形成へとつながっていきます。
たしかに、練習は大変ですよね。でもそれをやろうと悪戦苦闘するなかで本当の自己表現ができるようになるのでしょうね。
そして努力して身に着けたことが、いつか困難な状況に陥った時に解決策をあたえてくれるのではないでしょうか。適切な判断と行動ができるのではないでしょうか。
どうぞ、簡単に音楽することをあきらめないでほしいのです。
一生懸命勉強し、一生懸命練習して これからの未来がより良い世界になっていけるように一人一人が力をつけていきましょう。
それぞれがそれぞれの持ち場で精いっぱい自分の力を発揮して、世のため人のために役立つ仕事ができたらいいですね。
そしてつらい時や苦しい時に音楽が皆さんの慰めになってくれたらいいなあと思います。
音楽を学ぶことが生きる力にもなっていることを知っていてくださいね。
今年も一年間、私と一緒に音楽を学んでくださってありがとうございました。
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