「うちの子は、音楽は大好きなのに練習は大嫌いなんです。」
どのお母様も口をそろえて、そうおっしゃいます。
「夕飯食べたらやろうねって約束していたのに、テレビに夢中でなかなか腰があがらない。
やっとやり始めたと思ったら2回弾いてもうおしまい。?・・。
こんなことで上達するのかしら?ピアノを続けることに意味はあるのかしら?」
お母様の心は不安でいっぱいに・・・。なんていうことになってしまっているようです。
「どうやったら自分から進んで練習ができるようになるでしょうか。」
そこが知りたいところですよね。
たとえば、お母様が自分で行動をおこそうと意欲的になっている時って、どんな気分のときですか?
そして、それを継続していくためにはどんな工夫が必要でしょうか。
まだ小さな生徒さんにとっては、ご家族の協力はなくてはならないものです。
おうちでの練習の仕方をお母様任せにしてきたところがあり、私も反省しています。
小学4~5年生くらいになるとやっと習慣がついてきており、また基礎力もついているため、無理をせずに1週間の宿題はこなしてきます。
そこに行き着くまでには、どの子供さんも山あり谷ありでしたね。
山あり谷ありせずに、もっと楽しく学べる方法を考えていきましょう。
音楽は、心を豊かにしてくれるものです。そして、言葉よりももっと繊細に自分を表現できる手段だと思います。
ただ難易度の高い曲を弾けるようになるために練習するのではありません。
その曲を完成するまでに学ぶ1つ1つ、経験する1つ1つがその子の生きる力になっていくのだと思います。
失敗したり悩んだりしながら工夫を続けること、もっとよくなろうと少しずつの努力を積み重ねること。
その努力に対して「たくさんがんばることができてよかったね。」
そんなふうに認めてあげることができたら、たとえ演奏が失敗してしまったとしても、また勇気を出して次のチャレンジをしてくれることでしょう。
毎日毎日の練習の中によくなったところを見つけて「すてきだね。」といってあげてください。
「今日は2回がんばることができたね。テレビを我慢することができたね。」
「毎日練習を聴いているとだんだんじょうずになるのがわかるよ。」
「練習を聴くことができてお母さんも楽しいんだよ。」
お忙しい毎日の中、応援をしていただきましてありがとうございます。
これからも、おうちでの様子を遠慮なく教えてください。
いっしょに考えていきたいと思っています。
私は今、アドラー心理学を学んでいます。子供の教育についてとてもわかりやすく解説しています。
アドラー心理学の先生で野田俊作氏の画像があります。よかったらご覧ください。
「子育ての目標」というタイトルで1~3まであります。
お時間のあるときにごゆっくりご覧ください。目からうろこです。
http://www.youtube.com/watch?v=qu0iQ5Ku0wQ