7月に行われる発表会の選曲を生徒さんと一緒に行いました。
どんな曲を演奏したいかというアンケートを事前に書いておいてもらい、それを元に3曲くらい候補曲を選んでおきます。
生徒さんと相談しながら選曲するのですが、なかなか決まらないんです。
私が「この子にはこの曲があうかな?」とおもって選んだ曲は以外に違っていたらしく、生徒さんは「私はこっち!」と別な曲を・・・。
でも、自分で決めた曲を演奏できるとあって、生徒さんの表情は満足気です。
今年のプログラムはクラシック・ジャズ・ディズニー・ニューエイジ・ポップスなどいろいろなジャンルの音楽を演奏します・・。
音楽の好みは食べ物と似ていて、自分は何が食べたいかをあらかじめ知っているように、音楽も自然と自分の心が欲しているようです。
ですから、無理矢理好きではない食べ物を口に入れようとしても難しいように、合わない曲を練習することもきっと苦痛になってくるのでしょうね。
音楽療法で「同質の原理」というのがあって、その人の気分とテンポの両方に同質なものを求めるのだそうです。
そう考えると、確かに今年の1曲1曲は生徒さんの個性を映し出しているかのようです。
きっと、素敵な演奏で「私」を表現してくれることでしょう。
半年後の発表会をご期待ください。