現在、およそ1割の子供たちに発達障害の症状がみられるといいます。
その表れ方はそれぞれ違っていますが、生活の中で何らかの不自由さを感じているようです。
そういった不自由さを周りに理解されないことから、コミュニケーションがうまくいかず、さびしい思いをしてしまう子供たちも多くいます。
実は、私自身もHSPというタイプの人間で、小学生のころは一日学校で過ごすだけでへとへとになっていました。
小学2年生の時は、毎朝ひどい吐き気とめまいに襲われ学校に行けなくなりました。1か月くらい学校を休んでいたと思います。
とくに、学校で何か問題があるわけではありません。お友達や先生もやさしくしてくれました。
毎日の生活の変化や、音、におい、気温、言葉、人、など一つ一つのことを敏感に感じすぎて、その情報を処理できずに疲れてしまうのです。
また、不安や心配があるとそのことで頭がいっぱいになって、今やることに意識がいかずにぼんやりとしてしまいます。
まじめな性格で「ちゃんとしなくちゃ。」という気持ちが人一倍強かったかもしれません。
内向的で、消極的な子供時代をすごしました。
このようなことだけでなく、ADHDかな?と思えるような部分もありますし・・・。
きっと、人はこのようないろいろな要素をあわせもち、個性をつくっているのかもしれませんね。
ですから、もっと不自由な点をオープンにしてしまって、お互いに足りないところを助け合っていけたらいいなあ。と思うのです。
子供時代になんらかの不自由さを感じていても、周りの理解があったらずっと生きることが楽になるでしょうから。
「空気読めないよね。」「自分勝手だよね。」「なまけてるよね。」「じっとしていられないの?」
そんなことからコミュニケーションがうまくいかなくなったりして自信を失ってしまうこともあるかもしれません。
もっと気楽に苦手なことをオープンにしてみませんか。
周りのお友達はきっと協力してくれるはず。
そして、音楽がきっとそんなお友達の役にたつことができると思います。
先生にも協力させてくださいね。
そして、不完全な先生ですから、先生が大変な時は助けてくださいね。