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短編:想いのメモリ<15>忍者ねずみ小僧遊びで大怪我

2020-08-09 11:56:50 | 短編小説:想いのメモリシリーズ


小学校に入学する前の頃は何もかも怖いものはなかった。
瓦の屋根や高い場所で、忍者遊びねずみ小僧遊びというものをして遊んでいた。
昔は親同士、近隣のつながりがあって親以外の人も子供達を良くみていたものだ。

忍者ねずみ小僧遊びは近くには多くの倉庫があり、瓦屋根が密集していて、屋根から屋根へ飛んで鬼ごっこしながら隠されたものを見つけるというもの。
あるとき、ボクは倉庫の中に入り宝物を隠すため、しばらくしたら取りに行こうとしていたと思うって可笑しな話だよね。
隠した場所は、たぶんベルトコンベアーを登り光が当たる場所で上の方だったと思う。
倉庫の中は小さな小窓の光だけで、ほとんど下のほうは見えず手探りで隠した宝物を探していた時だった。
鍵がかかってない薄暗い倉庫の中に入って、ベルトコンベアーを登ろうとした時、何故か判らないけどコンベアーのスイッチが入ってしまい、左腕が挟まりコンベアーのベルトに巻かれたまま、吊り上げられた。

ベルトコンベアーの音で気づいたのかもしれないけど、その倉の持ち主の叔父さんが来てくれたので、助かったのだが体は血だらけ痛みは感じなくて意識が薄れ朦朧としていた。
たぶん叔父さんに抱かれて近くに外科の診療所へ運ばれたと思う。

叔父さんが、自宅にいる母に電話をして、記憶は曖昧な部分があるけど母の姿があり、左肩上腕上部の部位が、ばっくり切れて腕の骨が見えてたらしく気づかれなかったら「ベルトコンベアー」の上段まで行ってたら左腕を失っていたという事で母からは強い声でのお叱りを受けた。
ただ病院の診察室で目で見た記憶では、切れた皮膚の部分を数針縫っていたのを今でも思い出す。

中学生の頃には天気が悪くなると左腕がしびれていた。
痺れが強くなったり左腕が上がらなくなった時期もあった様な気がする。
当時はいつも左腕に違和感を感じたりして、事故の日のことを思い出していたと思う。
この事故から、ねずみ小僧遊びはなくなった。

左肩も脱臼しやすくなっていたが、成人を迎えると、脱臼しても自分ではめられるようになって今では脱臼する事は全くない。
切れた皮膚の部分を数針縫っていた時、記憶にあるのはにあるのは「頑張れ!」と医師の先生から何度も言われた声ぐらいかな。
たぶん全身麻酔ではなくて左腕だけの局所麻酔だったのかもしれない。
当時は、ねずみ小僧や忍者のドラマの影響があったからかもしれないと思うが忍者が好きったので、忍者になろうと思っていたのかもしれない。

馬鹿な遊びを1人でしてた事をしてたんだと、今では思っています。
こんな馬鹿な遊びをしないように。今でも少しだけ薄い傷跡は残ってます


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