子どもの頃、怖かった柱時計の音…
「ボーン、ボーン」と低い音…
夜中、トイレに行く時に鳴ったものからビクッとしてたっけ、
いつの間にか動かなくなった、
物置に仕舞ってあった時計を父に言って譲ってもらった、
家の近くの小さな時計屋さん、
机1つ入るくらいの本当に小さな時計屋さん、
そこにオジイサンが居た、
「直りますよ」と…
古い時計には古い部品が必要、
時計屋さんのオジイサンは古いゼンマイや部品を持っていた。
数日後に取りに行った、
料金は一万円、
買えるって?
いえいえ、思い出は買えないよ!
後日父に返そうかと言ったら「かまんぞな」と…
(かえさなくてもかまわないって意味です)
父は今はもう居ないけど…
その時計屋さんも今はもう無いけど、
時計屋のオジイさん本当にありがとう。