このたびの地震で被災なさった方々へ心よりお見舞い申し上げます。
また、計画停電などにより、不便を強いられている関東地域のみなさま、本当にお疲れ様です。お仕事をなさっている方は、電車の運休などで大変な思いをなさっていることと思います。停電したある家の方が、「不便だけど東北の人はもっと大変、これくらい我慢しなきゃ」とおっしゃっていたのが印象的でした。きっとみなさまもそのような想いで、この不便に耐えていらっしゃるのではないでしょうか。
関西でも、多くの人が節電をしています。「もっと力になれないものなのか?」 西日本に住む多くの方は同様の胸中であろうと推測いたします。実際、被災地の電気を確保、また、日本の経済を支えている首都圏の電車を動かせるなら、自分の家が数日真っ暗になっても構わない、という人がたくさんいます。だけど、東日本は50ヘルツ、西日本は60ヘルツと周波数が違うので、周波数変換所を経由しても、送電できる能力は100万キロワットだそうです。
家も財産もすべてを失い、避難所にいらっしゃるみなさまの過酷な現状を思うと、いてもたってもいられないような気持ちです。避難所生活が長引くにつれさまざまな障害が出てくることは、阪神大震災の時に経験済みです。実際、阪神の時、避難所生活をしていた人たちは、一人の時間がとれないストレスと、これから先の不安で死ぬような思いをした、と告白なさっています(精神的ケアは最優先だと思います)。
だからこそ、動ける者が動き、働ける者が働かなければならないと思います。現在茫然自失なさっている(当然のことです)被災者の方々が動けるようになる前に、まずはわたしたち無事でいる者が、東北地方の復興に向けて、努力していかなければならないと自覚しております。
「こんなことになってどうすればよいのかわからない」「どうやって手助けできるのだろう」という言葉がわたしの周囲でもたくさん聞かれます。
それぞれ役目というものがあると思うので一概には言えません、わたしは、いつも以上に仕事をし、被災地へ向けてお送りする義援金を少しでも多くしたいと思っています。また、今回の大惨事による日本経済への打撃を少しでも少なくできるよう(これは結局、被災地やその他の地域で困っている人たちに、重大な打撃を与えてしまいます。個人消費が落ち込むのは避けなければならないそうです)、微力を言い訳にすることなく、動いていきたいと思います。
わたしたちの持っている力に、大・小、強・弱なんてのはないのではないでしょうか、みな一人ひとりの中に、めいめい宿している、与えられている力があります、その力を、こういう時にこそ、最大限に発揮できるよう努力すればよいのだと思います。ご病気で入院中の方が、「わたしにだって何かができる」と、一日中お祈りなさっています、これも、大きな支援だとわたしは思います。支援はすべて、人間の思いやりと優しさ、憐れみの心を通して相手に届く、と思うから、です。「何もできない」人など、世界に一人とていません。
阪神のときにも、他の地域の方々、そして海外からの支援が大きな力となりました。今回の地震被害は津波被害と言っても過言ではありませんし、著しく広範囲に渡っているので、阪神の時とは状況が違います、けれども、神戸は、あの焼け野原から(実際に目にしましたが本当にひどかったのです、戦火のあとのような惨状でした)、みんなの頑張りと支援で復興しました。わたしは当時、三宮でバイトしていたので、神戸にはたくさんの友人・知人がおりました。身内が亡くなったり、身内や本人が大怪我をしたり、建てたばかりの家が全壊・半壊して行き場を失ったり・・・という人が、ほんの身近にたくさんいました(今回そのような目に遭われた方々には精神的ケアをさっそく始めなければならないのではないでしょうか、後々に大きく響きます)今のようにPCや携帯が普及していなかったので、あらゆる意味で、本当にめちゃくちゃでした。そのような中でも、様々な支援と、自らの頑張りとによって、神戸、そして淡路は復興し、ボランティア活動の面でも多大な進化を遂げました。
そもそも悪い状況ばかりではありません。今日も、70歳代の女性が、4日ぶりに救出されたそうです。専門家は、「まだまだ生存者はいる、あきらめてはいけない」と言っていました。
中国メディアでは、「東京では大勢が広場に避難したが、男性は女性を助け、ゴミ一つ落ちていなかった」と紹介し、被災地に中国語の案内があることを指摘し、「外国人にも配慮のある日本に感動している」と述べています。
サッカー日本代表のザック監督は、「商店の人が無料で生活必需品を配っている。お金ができたら返しにくることを知っているからだ。日本人とはそういう人たちなのだ。日本人はあきらめない国民だ」と力説したそうです。
朝日新聞のVoiceコーナーでは、横浜市に住む会社員の40代女性が、勤め先の東京から6時間以上かけて帰った旨を記した後、「大変でしたが、途中で様々な暖かい心に触れさせていただきました。商店街では閉めた店の前に立って昆布茶を振舞ってくれる女性や、携帯を充電させてくれる店、集会所は休憩所となり、お茶やトイレを提供してくれました。みなさまのおかげで無事に帰れました。今後もしもの時には自分のできるお手伝いをしたいと思いました」と書き綴り、
また、阪神大震災経験者の60代男性は、様々な支援の提案をした後、「国民が一丸となって取り組む姿は『平和日本』のメッセージとなるだろう。日本の底力を見せるときである」と言い切りました。
『日本がいま直面しているのは、超級の規模の地震だ。「マグニチュード9.0」という地震のエネルギーだけではない。痛みも、悲しみも、その大きさは計り知れないほどだ。
でも、負けるわけにはいかない』
これは、14日朝刊の朝日新聞・社説です。『でも、負けるわけにはいかない』今、この、勇気あふれる言葉を胸に、めいめいできることでがんばらなければならないのは、無事でいるわたしたちだと思います(今現在、極端に不便を強いられている避難所の方々や、身内を亡くされた方などに、がんばって、負けないで、とは絶対言えません、身内を亡くしたり、家を失った方々はそんなことを考える余裕も元気もないのは当然です。万一言える時が来るとしても、それはもうずっと後のことではないでしょうか)。
ただ、被災地域以外の方でも、このような大惨事のニュースを続けて何日も観ているだけで、体調を崩す場合があります。昨日仕入れに出たのですが、みな、明らかに暗い顔をしていましたし、中には、「地震発生時からずっと気分が悪い」「吐き気がする」「頭が痛い」と体調不良を訴えている人が数多くいました。下痢を頻発している人もいました。特に阪神を経験した友人の中には、あの時の恐怖をまざまざと思い出したせいで、突然発熱したり、鬱症状になったりしている人が実際にいます。このような精神的ダメージは、現在、日本中の人が感じていることだと思います。ですから、まずは自分の体調に気を配りながら「できることを、できるだけ、心をこめて」行えば良いのだと思います。今すぐできなくても、きっと近いうちに何らかの形で支援ができるはずです。どうぞご無理なさいませんように。くれぐれもお体を大切になさってください。
☆Rose Party よりお知らせです。
昨日より北海道への荷物の配送を再開いたしました。関東地域へも通常通り発送しております。ただし、ヤマト・西濃のドライバーからの情報によると、「通常通りに到着することもあれば、数日かかることもある」とのことです。発送後に、お荷物番号をお知らせしておりますので、各宅配会社のサイトよりご確認いただけます。よろしくお願いいたします。
長袖コレクションボックスへのたくさんのご注文本当にありがとうございます。ただいまご注文が大変混雑しております。順次発送させていただいております。商品が数回にわけて入荷いたしますので、多少お時間をいただく場合がございます。どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。現在、特に、関西・四国・九州地方からのご注文をたくさんいただいており、ちょっとびっくりしております・・・ものすごく久しぶりのお客様もいらっしゃったりして・・・。何だかみなさまの想いを感じるようです。ありがとうございます。
コレクションボックスは明日21:00までご注文受付中です。引き続きご注文お待ちしております。
発送が落ち着きましたら新作情報などお知らせいたしますネ(*^_^*)
みなさまの気持ちを少しでも和ませられるような素敵な商品を、これからもご紹介させてください。よろしくお願いいたします。