僕!モーちゃん!!!
けっしって、ゴミ収集所で拾われて来たんじゃないよ。
でも、 久しぶり、おてんとさん見るなぁ~。
るいこさん!ありがとう~。
思いだしてくれて...
僕も、ここに来た時は丸々太ってたんだよ~。
もう~20年も前になるなぁ~
僕のご主人様は、1歳のYちゃんだった。
それはそれは、かわいい子だった。???
お目目のぱっちりした...
僕より小さくて、まだ歩けなかった。
僕は、横で寄りそうだけしか出来なかったなぁ~。
そのYちゃんも、大きくなり...
僕はYちゃんの子分になってしまった。
自分より大きな僕を、抱いてくれた。
そして、いつも愛のチュ♡
うれしかったなぁ~。
その頃から...
「モーちゃん!」 僕はそう呼ばれるようになった。
Yちゃんは、片時も僕を離さず...
寝るときも、一緒!!!
そしてチュチュ♡されながら、夢の中へ...
起きても、おんぶ紐でおんぶされ、
三輪車でお散歩!!!
「モーちゃん!何処いく~?」
でも、嫌な事もあったなぁ~。
Yちゃん!怒ると怖いんだぁ~。
とばっちりが、僕めがけてくるんだよ~。
時には投げられ...
時にはかじられ...
でもいいんだぁ~、僕子分だから...
そう言えば、こんな事もあったなぁ~。
Yちゃん、おばあちゃん家にお泊り行った時...
僕を置き去りにして行ったんだぁ~。
途中で思いだしたけど、後の祭り。
何とかなるが~って...これが...
何とかならなかったんだよね。
探す!探す!
「モーちゃ~ん!モーちゃ~ん!」
泣きながら...
「僕はここだよ~。」
飛んで行きたかったなぁ~。
あれから、20年!!!
ご主人様は、はるか広島へ...
そして僕は、こんなに年期が入ってボロボロに...
僕の事なんて、きっと忘れてるんだろうなぁ~。
今度帰ってきたら、僕をギュッて抱きしめてね。
Yちゃん♡