遠(かなた)の世界

小説出版のご案内、徒然ポエム、たまには短編小説。エッセイ。

三浦春馬氏イメージ よもや馬ポエム「大輪の花は爆ぜ散った」

2021-03-20 10:58:48 | 三浦春馬
 
消えたのではない
首の細い水鳥が しなやかに
くずおれたのでもない
 
 
百花の王、牡丹の大輪が散ったのだ
こんな哀しい言葉を綴るなんて
目の前から
深く深く愛でていた大輪を
とつぜん喪うなんて
 
 
 
自分の魂が空っぽになっても
嘆きの言葉を吐露しつづけるだろう
爆ぜ散った無数の花びらが
漆黒の空間に見えなくなってしまっても
嘆きの言葉を鎮魂として
紡ぎつづけるだろう
 
 
 
涙として、ぽろぽろぽろぽろと……
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