『ルークとあそぼ♪』 愛しいルークへ・・・

お空に旅立ってしまったルークへ
日々の出来事や思いを綴ります。

秋の夜長

2006年10月26日 | 暮らし
急に寒くなって着ました。こんな日はホットココアを飲みながら大好きな絵本を・・・
この絵本は何年も前に出会った・・・そして、年に一度必ず読みたくなる・・・
それほどのお気に入り

原作者はジャン・ジオノ氏
彼が住んでいた南フランス、プロヴァンス地方が舞台!

絵はフレデリック・バック氏。
1987年アカデミー賞短編映画賞の短編映画をもとに絵本として書き起こし、構成した作品で「・・・・・・・・・・・・絶望の淵にある人には心強い激励となるでしょう!」と言っている。
        

1913年、若者が見捨てられた土地にたどり着き、羊飼いの老人と出会う。
羊飼いの老人は、誰も近づかない不毛の地に来る日も来る日もどんぐりを埋めていた。
10万個を植え、2万個が目を出す。その半分はだめになると彼は見込んでいた。

 

5年後戦争で多くの死を見て来た若者があの荒れ果てた地へ向かった。
老人は木の苗を食い荒らす羊を飼うのをやめ、100箱のミツバチを飼っていた。
1910年に植えたカシワは背丈を越えていた。
素晴らしい光景。
無口な男の手と魂が、なんの技巧も凝らさずに作り上げたもの。
ブナの木まで肩にふりかかるほどの高さで見渡す限り広がっている。
カバの木立もある。
干上がっていたはずの小川も水をたたえ・・・

更に20年が経ち、役人が訪れ「森がひとりでに成長するなんてはじめて目にした」と語った。大地の自然のほんの気まぐれのせいだと考えて・・・・

老人はブナの木を植えようとしていた。

どんな大成功のかげにも、逆境にうちかつ苦労があり、
どんなに激しい情熱を傾けようと、勝利を確実にするためには
ときに、絶望と戦わなくてはならぬ

 

1939年、第二次世界大戦。
老人は黙々と木を植え続けた。

1945年、あのさびれた廃墟の村はすっかり変わっていた。
甘い香りのそよ風、水のせせらぎ、森からそよぎくる木々のざわめき・・・
人口は増え、未来への夢と労働への意欲がみなぎっていた。
村々が再興され、若い男女が笑い、陽気な声をあげている。

 

魂の偉大さのかげにひそむ、不屈の精神。
心の寛大さのかげにひそむ、たゆまない情熱
それらがあって、はじめて、すばらしい結果がもたらされる。


ねっ!ねっ!ちょっといいでしょ
すっ飛ばしたから、良くは分かってもらえないかも知れないけど
この、「不屈の精神」が、今のミーママにはかけていると思うの


でも、ちょっとだけ努力して肩こりに悩みながら完成した甥っ子のベスト!
3日で仕上げるつもりが・・・なかなか手に付かず・・やっと出来た~
 
ルーク!どお~?