大阪龍馬会

1987年に創立して2017年は創立30周年。龍馬好きの集まった大阪龍馬会が龍馬会の活動をお知らせします。

明治政府の初代司法卿、江藤新平しのぶまつり

2008-04-17 11:41:02 | 幕末ニュース
 佐賀藩出身で、明治政府の初代司法卿として近代法制度の成立に尽力した江藤新平(1834~1874年)をしのぶ「江藤新平卿銅像まつり」が14日、佐賀市の神野公園にある江藤の銅像前で行われた。

 銅像が建立された翌年の1977年から毎年、佐賀観光協会が命日(4月13日)の翌日に営んでおり、32回目。今年は約100人が参列し、同協会の音成日佐男会長や、江藤のひ孫の江藤兵部さん(68)(埼玉県春日部市)らが玉ぐしをささげた。

 明治維新史の研究で知られる毛利敏彦・大阪市立大名誉教授が特別講演し、「江藤は人権の父。長生きしていれば、もっと多くの功績を残しただろう」と述べた。江藤が首謀者として処刑された佐賀の乱(1874年)については、「学問としてきちんと研究されていない」と指摘。薩摩藩出身の大久保利通が江藤を抹殺するために仕掛けた謀略だったとの説を展開した。

 兵部さんは「没後100年以上がたち、曽祖父が権力闘争の犠牲者だったことが分かった。本人も草葉の陰で喜んでいるだろう」と謝辞を述べた。

(2008年4月15日 読売新聞)

高杉晋作:顕彰し墓前祭 東行庵に200人参列

2008-04-17 11:38:44 | 幕末ニュース
 幕末の志士、高杉晋作の142回目の命日に当たる14日、晋作の墓がある下関市吉田町の東行庵で毎年恒例の墓前祭があった。また、晋作が亡くなった同市新地町の「終えんの地」でも碑前祭があり、多くの人が維新の英雄を顕彰した。

 晋作は幕末期、武士や農民を集めた奇兵隊の創設や倒幕挙兵など「維新の源泉」とたたえられている。

 しかし1867年、維新を目前に肺結核で死去。27歳の若さだった。地元には没後140年が過ぎても早世を惜しむファンが多い。

 墓前祭には奇兵隊隊員の末裔(まつえい)や地元住民ら約200人が参列。地元の吉田緑保育園の園児たちが花びらをまいて墓前を清める「散華の舞」を披露した後、参列者の焼香に続いて居合道や詩吟が厳かに奉納された。

 その後、維新を描いた著作が多い同市在住の直木賞作家、古川薫さん(82)が講演。晋作が死去までの約5年の間に成し遂げた偉業について解説した

毎日新聞 2008年4月15日 地方版