生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

街ナカみどり ログロード代官山

2015-08-21 06:00:05 | 街ナカみどり
おはようございます

ラジオで夏の終わりを告げるような、
歌が流れ始めましたね。

高校野球も終わったし、
嫌だな、寂しなと感じていましたが、

自宅のヤマボウシやハナミズキの実が
薄っすらと、赤く色好き始めたのを発見しました。

ヤマボウシの実


ハナミズキの実

ショックですが、植物の刻んでいる時間は正直なので
仕方無いですね…

過ぎ行く夏を諦めて、秋に目を向けて
頑張ろうと決心をした朝でした。


仕事と遊びを兼ねて、
街ナカのみどりをいろいろと楽しんでいます。

代官山は魅力ある施設、みどりも多く、
豊かな時間を愉しむ、文化的な雰囲気、人の気配がして
面白い街ですね。


ここはログロード代官山です。

地下化した東横線の線路跡地につくられた、
ナチュラル感満載の木造飲食店、ショップを
みどりと園路、皆の喜びがつながっている新しい施設です。




カフェやビールが飲んでゆっくりと寛いでいる人の姿、
本や雑誌を読んでいる人の様子は、共感し、心地よいですね。

プランナーの粋な計らいからか、
多様な形のベンチがたくさんあり、ここの時間をゆっくりと楽しめます。





植栽計画は今、話題の斎藤太一さんです。
鎌倉のガーデンハウス、武蔵小杉ぐらんくりんの森や
二子玉川の蔦屋家電もしていますね。

数年後、この木は大丈夫かなと…
心配する場面もありますが、

緑を活用して人が喜ぶ景観、心地よい時間を提供している
その仕事ぶりには、とても、とても注目しています。

プランツハンターと呼ばれている西畠清順さんもそうですが、
みどりを街ナカや、商業施設に、暮らしに、リラックスする場面に、
どんどんと植物で入り込み、発信いる力強さに期待しています。

みどり溢れる街ナカ、暮らしに価値が高まる社会になればいいですね。



そのようなコトを空想しながら、
ブラブラと街ナカや街ソトのみどりを巡っています。







(心地よいみどりの方程式)

◾️植物の様を見て、季節の移り変わりを知るコトは幸せです。

◾️みどりとベンチ、寛いでいる人の様を見ることは
気持ちが和む入り口です。

◾️植物のある魅力的な空間、あり方を社会にプロデュースする
みどりのライフプランナーは注目です。






木陰のある景色

2015-08-20 06:00:28 | 街ナカみどり
お盆が過ぎてからは、
ギラギラの太陽がおとなしくなり
だいぶ涼しくなりましたね。

都心の炎天下の街ナカは
直射日光、コンクリートの輻射熱で
身体が両面焼き状態でそれは酷い状況でした。

2020年の夏は大丈夫なのか、心配になります…



それでも木陰に入ると、
「涼しい!」と感じ、そこから離れたくない
気分にさせてくれます。




そこでゆっくりと寛いでいる人達の
リラックスしている姿を眺めると心地よさを倍増させますね。




山盛りの緑だけですと、
ボサボサ、見苦しい、虫が出そう…と
ネガティヴな言葉ばかりとなり、嫌な感じがしますが、

綺麗に均された土や芝生、デッキなどの床面と


心地よい緑、木陰、ベンチがあり、寛いでいる人の
笑顔がある空間は幸せ感が漂っていますね。



軽井沢にあるみどりが豊かなハルニレテラスに行くと、
豊かな時間が漂っていて、笑顔溢れる、心地よい場所です。



だから、ココロがリラックスし過ぎて、
いつも食べ、飲み、余計なモノまでついつい買ってしまいます。

売らずに買わせるテクニックが施設全体に仕掛けられています。
緑を活用した、凄いマーケティングです。

星野リゾートさんの試みには、いつもワクワクしていますね。
また、行きたくなってきました!



(心地よいみどりの方程式 )

◾️大きな木、たくさんの木の木陰がある景色は嬉しい!

◾️平らな安心感のある床面、ベンチ、
そして気持ち良く寛いでいる人達の姿はとても重要。

◾️ココロがリラックスすると、もっと気持ち良く
なりたい、良い一日を過ごしたい、思い出を創りたいと
ついつい衝動買いをするので、気をつけたいが…しょうが無いですね。












表参道界隈のみどり

2015-08-19 06:00:07 | 街ナカみどり
根津美術館から
明治神宮前駅に向かう帰り道、
いろいろな緑のある時間、景色がありました。




商品、店舗エントランスを優しく包み込み、
半地下の入り口へお客様をお招きするストーリーを感じます。

おそらく店舗内からの緑の眺めもいいのだろうな
と思いましたが、ちょっと入る勇気がなかったです…

この景色を見かけたら是非、確認してくださいね。



最近見かける商業施設の景色です。
シマトネリコだけの鉢植えで彩りを生み出しています。
管理のコトばかり気にしているのかな…
建物、この空間をもっと心地よく出来るのに、勿体無い。



ここの植え込みもササ、ヤブランの2種類の植物で構成されています
不自然さ、違和感を感じてしまいます。



ヒューマンスケールから見下ろす植え込みの植物は
ある程度の多様な違い、葉が大きい、小さい、細い、色が濃いなど
変化があった方が目に馴染むと思います。

心地よいと感じる庭や里山の中も同じですね。

逆に、見上げる景色は単調な方がいいかなと…


最近は派手な壁面緑化も多いですが、
この多様性を健康な状態で維持することは
そもそも無理な環境ですから大変です。


これからの壁面緑化がどのようになるのか、
少々、不安ですね…

いろいろな形の建物があり、バラバラの街の景色を
まとめ、その街の「らしさ」を感じさせるのは植物の力です。


良くある街並み


表参道の街並み、ケヤキの並木が続きます。

でも、ここだから味わえる、
らしさが有り、とても好きな空間です。

みどりのある街並みは価値があると
感じることが出来た時間でした。



◾️心地よいみどりの方程式

・植物はエントランス、建物も引き立てるコトやお店の気持ちを表している。

・目線から下の植栽は、多様であって欲しい。
目線から上の植栽は単調な似た様なリズムで。

・緑のある街並みは、その場所の「らしさ」を生み出し、価値を高める。














街ナカみどり 根津美術館

2015-08-18 06:00:58 | 街ナカみどり
続き

楽しみにしていた
根津美術館にワクワクして入りました。

良く紹介されています
エントランスの園路が現れます。


凛とした空間に、気持ちをリセットさせられますね。

軒先に遮られた間に、笹の生垣と那智黒の砂利、
直線のタイルが素敵です。

丁度、お昼時だったので空いていましたので、
ゆっくりと写真を撮ることができました。

角を曲がると、入り口に到着。


館内は写真撮影が不可のため、ご紹介できませんが

館内の薄暗い空間からお宝価値の仏像越しに
ガラスを挟んで、芝、低木、高木と繋がる
広がりのある緑地が目に飛び込みます。
外の日差しに吸い込まれそうな光景がありました。



庭園に早く入りたい気持ちを抑えつつ、
展示の間に進みました。

どの作品、展示品もそうですが、

見る人の今までの体験力、経験値、創造力に
よって価値、魅力が変わるのだろうなと感じました。

絵から奏でられている音やストーリーに
自らの感情がつながると、あの一枚の絵の奥の中へと
自由自在に、その世界入り込めます。
そしてココロが踊るように楽しめると感じました。

奥が深い世界です。

是非、興味のある方は
あのベンチから眺められる世界へと
冒険してくださいね。

庭園は多様な景色がつながり、
木陰のある心地よい空間が広がります。





いろいろな遊びココロが満載の場所ですので、
自宅の庭を造る人にもおすすめです。



気持ちが充実し、良い時間を過ごせる
おすすめスポットでした。



心地よい空間の方程式

・薄暗い館内と軒先で切り取られた、その先の明るい空間
(展示物の見せ方もこの方法だった)

・アースカラー、自然の造形物、みどりとの調和

・見学者の真剣な眼差し、満足そうな笑顔





街ナカみどり 表参道

2015-08-16 16:09:48 | 街ナカみどり
以前から気になっていた場所に
根津美術館があります。

今は「絵の音を聞く」と言う企画展が開催されていて、
「五感を磨くために是非見なければ」と思い、
東上線、地下鉄を乗り継ぎ行ってきました。

時間があるので、
表参道、南青山の街ナカのみどりを楽しみながら
明治神宮前駅から歩くルートで向かいます。

まずは「おもはらの森」へ。


アイスのPINOのお店の行列を眺めながら、
屋上の緑地を目指します。

ワクワクしながら階段を登ると、
今日はビックリするくらい空いました。

その分、ゆっくりと寛げるので得した気分です。





途中から欧米人らしき観光客がゾクゾクとやって来て、
記念写真やみどり、屋上からの景色を写真に撮っていました。

海外の観光客の方々が寛いでいる様子を見ると、
ここの心地良さが伝わっっているようで嬉しいですね。

PINOがある3階のおもはらテラスも空いていて良かったです。


行列ができているお店に引かれるように、
横道をウロウロしながら美術館に向かいます。

途中「ここは表参道?」と思うような場所に到着。
お庭の手入れをする人やミンミンセミの声、アゲハ蝶が舞う、
生活感ある団地の一角に迷い込みました。



でも、心が和む景色でしたね。
途中、こんなお店もありました、手入れが大変そうです。
道と建物の間に少しでも、緑があればいいのに…


根津美術館に到着。



入場料は1000円でしたが、展示内容は素晴らしく、
ゆっくりと過ごせますので、絶対お得ですね。

ここは敷地の半分以上が庭園になっています。
見所満載ですので、続きはまた明日にレポートします。