異常だと言えそうな暖かな昨日今日でした。
とは言え、今夕から一転して天気図は冬型に変わり、気温が2ヶ月以上の落差だというから、体がついていけなくなりそうです。
天然記念物に指定された渡り鳥の雁が、北から越冬に飛来する初認日が、数年前までは11月上旬でした。
それが温暖化の影響もあり、少しずつ遅くなり、昨年は1ヶ月遅い12月に入ってからでした。
カムチャッカ半島から北海道に渡り、餌が採れるあいだは道内を移動しながら過ごし、雪が降り出して餌が採れなくなると、いよいよ霞ヶ浦めがけて南下して来るわけです。
北海道から約1000kmを一気に来るとすれば、10時間以上も休まずに翼を羽ばたいて来るわけです。
そのためには体力を十分蓄えているでしょう。
(画像は過去のものです)
翼を広げると180cmにもなる大型です
明日からの寒さで、まもなく移動してくるのではと想像したりします。
保護を初めてから18年、毎年願うのは、全数が無事に到着して欲しいこと、そして、越冬地で春まで安全に過ごし、北帰してくれることです。
去年は162羽だったが、たくさん来てくれると良いな。