彼岸入りの一昨日から、それまで続いた青空がなくなり、連日の曇天です。
半袖で蜜蜂のところへ行ったら、ヤブ蚊に刺され放題。
うかつでした。
18日からスズメバチの襲撃にどう対処するか考えていたのですが、蜜蜂たちは手をこまねいているかというと、そうではなかった。
日本蜜蜂は、自らある方法でスズメバチを撃退しようとしていました。
スズメバチの襲撃を受けた時など、箱についたスズメバチの出すフェロモンの臭いなどを消す為に、動物の糞とか緑の葉をかみ砕いたものなどを運んできて、巣門付近に塗り付けます。
蜜蜂が巣箱に出入りする巣門の周りが、すごく汚れていたので直ぐに分かった。
行動を起こし、防御に出たんです。
8月末に撮った写真と比べたらその汚れ具合が良くわかる。
8月はこんな、清掃係りがいて綺麗好きなんです。
対策の効果なのか、1時間ほどの限りではスズメバチが現れなかった。
以前にNHKが放送したワイルドワイフ「ニホンミツバチ鉄壁の集団に迫る」をご覧になった方も多いのでは。
スズメバチに集団で命がけの戦術をとります。
日本蜜蜂たちはスズメバチに果敢に挑みかかり、何百匹といった集団で1匹のスズメバチに飛びつき、囲んで、内部の温度は46~48℃まで上昇し、やがてスズメバチは高温に耐えられずに息絶えます。
熱でもって殺すため「熱殺蜂球(ねっさつほうきゅう)」というやつです。
いわば「蒸し殺し」ですね。
当然に日本蜜蜂の犠牲も少なくありません。
スズメバチを撃退する日本蜜蜂
スズメバチとの攻防を知ると、日本蜜蜂への思いが一層強まります。
日本蜜蜂は頼もしく愛おしい。