「展覧会の絵」はロシアの作曲家ムソルグスキーによって作曲されたピアノ曲10曲の組曲です。
ロシアの画家であるヴィクトル・ハルトマンの死を悲しみ、彼の絵の展覧会を訪れた際の散歩の様子を曲にしたものです。
その展覧会の絵の最後の曲に「キエフの大門」があります。
キエフの大門はウクライナの首都キエフの歴史的地区にある史跡の門です。
ウクライナの首都の名が刻まれた楽曲「キエフの大門」。
この曲を、音楽に国境の壁はなく世界唯一の共通語だからこそ、いま戦争の終結や鎮魂の思いを込めて世界中の音楽家たちが演奏しています。
このラヴェルのオーケストラ編の演奏は今のウクライナを思わせる重厚さを感じます。
荘厳で凄まじく迫力あるメロディに入っていくところが、戦争が終わり、凱旋の曲であるかのように聴こえてきます。
ウクライナが早く平和な日常に戻ることを祈ります。
そして、日本が平和に暮らせることに感謝し、この平和が恒久に続くことを願います。