おてんば魔女の修行日記

ペルテス病の娘。魔女の修行だと、2ヶ月の入院、装具と車椅子の生活。そんな中、リハビリのプールで水泳と出逢う。母の日記も…

キタジマの存在は、すごい

2011年09月08日 | 病院
きのうの夜練習の帰り、車の中で、
「北島選手に、訊きたいことあるかな」
という話から、
「練習、がんばりたいけど、がんばったら膝が痛い」
という話が、魔女っ子から出てきた。

「痛いんやったら、医者に行かなあかんで」
という結論に達したのだが、
(もし、水泳を辞めろということになったら・・・)
すごい不安が、心をよぎる。

病院といっても、どこへ行けばいいのか。
ペルテスでかかっている大学病院なら、MRIも撮れるし、よく診てもらえると思う。
でも、主治医を頭に浮かべると、どうしても水泳を辞める方向にいきそうな気がしてならない。
かといって、他に信頼できそうなドクターは・・・。

ネットでの検索をしたり、整骨院の電話番号を確かめたり・・・。
整形外科がいいのか、整骨院がいいのか・・・。

電話したり、人に相談したり、気持ちもそのつど変わる。
整形のいいドクターを教えてもらったので、一旦、予約までしたのだが、そのドクターに診てもらうには、午前診しかなく、その時間、学校に行けなくなってしまう。
「1回で済むんならいいけど、何回も通うのに、そのたびに学校に行かれへんかったら困る」
とは、パパの意見。
予約を取り消し、やっぱり通いやすくて、評判もいい、近所の整骨院に行ってみることに・・・。

ペルテスのことから話さなくてはならなかったけど、先生もスイマーだったとかで、いろいろ理解してもらえた。

魔女っ子の膝は、はれもあって、熱ももっているとか・・・。
腰や、太ももも、すごく緊張していると・・・。

水泳を続けるには、ここは休んで、まず膝を治そう、ということになった。
まずは、明日のレッスンは休むということで、今日のミニバスに行くにも、テーピングをしてもらって行った。

休むことについての不安。
せっかく合宿までしたのに・・・、と、そのことを話すと、
「足をかばった変なフォームで泳ぐより、治してから、しっかり練習した方がいい」
と、先生。
なるほど、と、思う。

とにかく、水泳を辞めるような結果にはならなくてよかった。
選手としてやっていくには、こういうことがあって当たり前ということも聞いた。
タイムが伸びるのも、がんばれば伸びるというものでもないといわれて、それは北島選手の本にも書いてあったことなので、今の母には、納得することができた。

とにかく今は、膝を治すことに、がんばろう。

ところで魔女っ子、腰の電気治療は、
「こそばいっ!」
というわけで、できなかった。
母だったら、きっと、気持ちいいのにね。

でも、なんだか不思議。
「このまま続けていたら、取り返しがつかなかった」
といわれたのだが、このタイミングで治療を受けることになったのは、北島選手の話があったから、だ。
そうでなかったら、考えるのが怖くて、逃げていたかもしれない。
そうしていたら、もっと大変なことになっていたかもしれないのだ。
それに、「前に進むチカラ」を読んでいなかったら、練習を休むことにも、すごく抵抗があったと思う。
キタジマの存在は、すごい。