
今夜は新国立オペラ「ファルスタッフ」初日でオペラパレス。
2018年と同じジョナサン・ミラー演出のプロジェクションで、コッラード・ロヴァーリス指揮の東響。
何度も観た演目だけど、ファルスタッフがひどい仕打ちを受けるのを見ながら、これは笑えるハナシではないんだよなぁって思った。
オンナやカネに目が眩むのはオトコの常だし。自分らの感覚では許せないことをしでかす輩をみたら、なんだこのヤロウやっちまえって感じになるのは誰にもあるわけで。ぜんぶ自分に跳ね返ってくるんだよ。
それで終わっては救いがないから、ぜんぶ冗談だ飲もうぜ仲直りだってオチにヴェルディはしたんだろう。奥が深い。
2018年のタイトルロールは印象薄かったが、今日のニコラ・アライモはとても良かった。フォードのホルヘ・エスピーノもかっこよかったが、アリーチェもクイックリーもちょっとデブすぎ。
脇園さんがメグとはもったいないというか軽すぎでしょ。どうせならクイックリーやってもらえばよかったのに。
村上さんは当り役だから文句なく、三宅さんも聴かせたし、糸賀さんと久保田さんの芝居は最高だった。
フィナーレは素晴らしかった。
十分楽しめました。









