Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

合唱や旅行、オペラ・コンサートの感想等を書いています。

「パヴァロッティ 太陽のテノール」で少しわかった

2020-09-12 18:32:00 | Cinema
今日は雨でテニスから解放され(笑)、パヴァロッティの映画でららぽーと横浜。

始まってすぐ、あのお馴染みのヒゲ面でデブとはまるで違う若々しい姿にまず驚く。
26歳の小学校の教師がコンクールで優勝してオペラ歌手となり、2007年に71歳で永眠するまでを描いていた。
ちょっと前にやはり映画を観たマリアカラスのことは、かなり知っていたけれど。ルチアーノのことは何も知らなかったんだなぁ。

カトリックの信心深いイタリア人だったが、3人の女性と関係があった。最初の夫人、愛人関係の歌手、再婚したアシスタント。映画では誰もルチアーノを悪く言わなかったけど、実際には違ってただろう。もっとドロドロのドラマがあったはず。
でもそんなことはいい。ぼくも、みんなも、そう思ったろう。

白血病から生還したカレーラスのために始めた三大テナーの活動。
ボスニア紛争の地獄に向き合っていたこと。
そこからチャリティー活動に力を入れ、ロックスターたちとの深い繋がり。
ダイアナとの交流で慈善活動への情熱が深まり。

晩年オペラに戻って、トスカを歌いあげたときの、感極まって身動きできないシーン。
力が落ちた、と批評されたけど。
ボノが、批評家たちは何もわかってない。様々なことを経て、挫折もしたから、表現力があんなに豊かになったんだ、って言った。

.....などなどのシーンが心に染みた。

これ以上なにを書けばいいのか。

ぼくのITunes にはルチアーノのCDがたくさん入ってるし、3大テナーのコンサート、オペラの録画ももってる。
でもぼくは、ルチアーノのことをぜんぜん知らなかったんだな、って思った。

今日は、そのルチアーノに会えた日、ルチアーノのことが少しわかった日、だった。















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