今日は町田イタリア歌劇団オペラ・蝶々夫人で市民フォーラム。
藤原、二期会に先駆けて町イタは6月にカヴァレリをやったんだけど、ぼくは観ていないので町イタオペラはほぼ1年ぶり。
幕が開いて、昨日横浜でコジファン弾いたばかりの小森美穂さんが、気合入りまくりでピアノを鳴らしたのではっとした。
それからしばらく、柴田ファミリーの森澤かおりさんや唐沢萌加さんが合唱に回ってるんだとか、井上雅人さん存在感ありすぎ、でも椿姫みたいにまた杖かいとか、織田麻美さんも着物けっこう着こなしてんじゃとか、気になって。
でも一幕終わり、刈田享子さんと及川尚志さんが愛の二重唱するころには、すっかりドラマに引き込まれていました。
二幕で、ある晴れた日に、でぐっときて。
花の二重唱では、スズキに抜擢された織田さんに、やるんじゃないかと拍手し。
三幕での領事井上さんの、蝶々さんへの同情、ピンカートンへの怒り、には深く共感。
そしてこのフィナーレまで、出ずっぱり、歌い続けたバタフライ刈田さん、素晴らしかった、というしかない。
何人ものバタフライを観たけど、刈田さんも心に残る、忘れがたい蝶々さんでした。
何度も観てる演目で、始まる前まではそれほど期待感が大きくないんだけど、終わってみればひどく感情移入して、心揺さぶられてる。それが、蝶々夫人。
最後にこのコロナ禍の下、感染症対策の70席を3000円で提供してくれた柴田団長、町イタファミリーの歌手、演出家川島慶子さんらみなさんに感謝。
19日からクラシック演奏会はフルシートでの開催が可能になるからもう少しの辛抱、頑張って、と町イタサポーターの大先輩、高原明さんと柴田さんを激励しました。
あ、そうだ、観に来てた高橋未来子さんから声かけてもらって近況を聞けたのも嬉しく。
新国立や二期会がブロードウェイなら、ここはオフブロードウェイ、いやオフオフブロードウェイか。どっちにしてもぼくのホーム。
いい日になりました。