Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてやっと自由を手にしてから、海外を旅行し、合唱を歌い、オペラやコンサートに通っています。

今日はプッチーニ「修道女アンジェリカ<新制作>」とラヴェル「子どもと魔法<新制作>」

2023-10-01 20:41:00 | 新国立劇場オペラ
今日の新国立オペラはプッチーニ「修道女アンジェリカ<新制作>」とラヴェル「子どもと魔法<新制作>」の2本だて。
粟國淳さんの演出でマエストロ沼尻竜典の指揮。
ともに母親と子供の愛情がテーマの演目。
前半の「アンジェリカ」、マエストロ沼尻の奏でるプッチーニとキアーラ・イゾットンのアリアは素晴らしかった。
でも産んで直ぐに引きはがされた息子が死んだと知らされ、ショックで来世なら会えると自殺しながら、自殺は罪だと気づいて嘆くってハナシで、異教徒のわたしには感情移入できず。それに新制作って感じのサプライズはなかったなぁ。

対照的に「子どもと魔法」はこれぞ新制作って感じで素晴らしかった。ステージ最高部まで使った映像技術、躍動感あふれるダンサー、次々と現れる多彩なキャラクター、ファンタジーなストーリー展開、沼尻マエストロ奏でる超モダンなラベルの音楽。もう何もかも素晴らしい、これぞ現代オペラだろう。粟國さんすごい。
そしてクロエ・ブリオが歌も演技も抜群で、お気に入りの盛田麻央さん、三宅理恵さんもとてもよかった。
観たことのない、しかも短い演目だったけど、やっぱ新国立オペラはちがいます。
























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