今日はニッセイオペラ「セビリアの理髪師」で日生劇場。
すごい、もう最高。
2019年来日のボローニャも2020年の新国立もMET-LVも敵わない素晴らしいセビリアの理髪師だ。
コロナで伸び待ちに待たされた小堀勇介さんのアルマヴィーラ。期待をはるかに上回る素晴らしい伯爵。間違いなく最高のベルカントテナーだ。終盤の大アリア「もう逆らうのをやめろ」では拍手鳴り止まず。ぼくも止められず。
そして昨年の「カプレーティとモンテッキ」で強烈な印象を受けた山下裕賀さんがさらに素晴らしかった。ベルカントがこんなに歌えて芝居も上手くて美しくてもう最高のメゾ。
久保田真澄さん何度も観てるけどすごいバルトロだったし、黒田祐貴さん斉木健詞さん守谷由香さん川野貴之さんらみんな芝居も歌もホントにうまかった。
そして沼尻竜典マエストロ東響の奏でるロッシーニ素晴らしかった。最前列だったから指揮ぶりがよく見えたけどやはりすごいマエストロだ。
でも最高の立役者は演出の粟國淳さんだろう。可笑しくってワクワクしてハラハラドキドキして、スピーディにドラマが流れるこんなセビリアの理髪師を創れるの、天才じゃない。
こんなすごいセビリアの理髪師観てしまったら、この次の公演楽しめるのかなぁ。