
今日はN響11月公演で東京芸術劇場。
お目当ては神尾真由子さんのバーバー・ヴァイオリン協奏曲。
原田慶太楼マエストロの “こだわりのアメリカン・プログラム” というコンセプトで、バーバーの他はコリリャーノの航海、ドヴォルザーの新世界から。
N響サイトのインタビューで、原田マエストロがアメリカンについて熱く語っていて、期待したけど、まさに!
911の犠牲者を追悼する曲も書いた現存米国人作曲家コリリャーノの航海は、息を呑むような美しさ。
何度も聴いてる新世界。こんなに心揺さぶられたことあったかな。
N響は何度も聴いてるけど、渋谷の安席3、4階席じゃダメなのかな笑笑笑
マエストロの情熱的にして細心な指揮にのったのか。さっすがN響って感じで。
でもクライマックスはやはり神尾さんのバーバーだった。
すごかった。
神の手だ。
この感動、感激を表現するのはぼくには難しい。
でもこれだけ書こう。
超難関で、最高に高揚した第3楽章が終わり、誰も身じろぎできない静寂のあと。
先ず原田マエストロがしたことは。
神尾さんに向けての拍手。
コンマスも同様。
神尾さん自身もやったという表情で、マエストロ、コンマスと肘ハイタッチ。
ぼくら聴衆はもちろんだが、楽団員の拍手や足踏みが止まらない。長いカーテンコール。
あんな難曲を弾きあげたばかりの神尾さんにアンコールは求めなくてもと思ったら、もう弾き始めていた。
無伴奏のすごいソロ。アンコールとは思えない迫真の演奏。
神尾さんは昨年オペラシティでチャイコフスキーを聴いてMy Favorite になったんだけど、今日でBest に。
ムッターやクレーメルは生で聴けないんだから、神尾さんは全部聴こうって思った日でした。










