チビ婆の人生これから!

2021年 シニア世代の仲間入り❗️
2021年11月からブログを始めました。😄

義母の遺影写真

2023-04-09 16:01:21 | 出来事

義母が97歳で亡くなってから

11月で6年が経とうとしている

88歳で大腿骨骨折をきっかけに

デイサービスに行く日以外は 一日の殆どがベッド生活になった

90歳を過ぎてから 義母の年齢を考えると

縁起でも無いが 万が一の時の事も頭によぎった

慌てる事の一つが遺影写真である

スナップ写真は沢山有るが

写り具合が悪かったり

これだ!という写真が見当たらなかった

そんな事が気になっていた頃

近くの葬祭場でイベントの一環として

「今のうちから遺影写真を撮っておきませんか」という

企画が新聞に載った

ダメもとで「今の時代は元気なうちに遺影写真を撮っているようだけど

行ってみない?」と記事を見せたら

「行く

早速 電話申し込みをして 二人で出掛けて行った

委託されたカメラ屋さんがセッティングしてあって

本格的な感じだった

義母は指定された椅子に腰掛け

私は少し離れた位置から見守って 撮影開始!

体の角度を付け「ハイ リラックスして~」

「あごをもう少し上げて~ ハイ撮りますよ~」

「いいですね~ 今度はニコッとして~ 

ハイ いい笑顔ですね~ いいですね~ 」

思っていたより 楽しそうに色々な要求に応えていた

撮り終わり別室にて パソコン画面上で今撮った写真を見せてくれた

沢山撮ってくれた中から一枚選ぶように言われた

どれが良いかなぁと思いながら見ていたら

一緒に見ていた義母が途中で「これがいい」と指さした

まだ全部見ていないのに、、、とビックリしたが

本人が選んだのが一番だと思った

義母は日頃 自分の写った写真を見ては

「ここにヒゲが生えている」と鼻の下のシミを気にしていた

「ヒゲじゃなくて シミが黒く見えるだけだよ」

そんなやりとりをよくしていた

それを思い出し頼んだら その部分を消し修正してもらえることになった

「良かったね」と言ったら嬉しそうだった

そして後日 その写真が届き二人で見ながら「いいね」

今 仏壇には葬儀の際使った写真より 

ずっと小さいサイズのものが飾られている

しっかりとこちらを向き 凜とした姿の義母

語りかけると心が通じてる表情に見える

お願い事をしたり ちょっと遠出をする時は「○○に行って来るからね」

勿論 今回のカテーテル検査や治療に行く時も

「力を貸してね」とお願いした

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする