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埼玉女子短期大学 エアライン・ホスピタリティコースの活動を紹介していきます。

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POMCE

POMCE 2年生が現在専門ゼミで行っている宇和島活性化プロジェクトのホームページはこちら!

ワインができるまで……🍷🍇

2019-11-27 15:36:00 | 授業内容
皆さまこんにちは!
1年の齋藤が担当いたします🦏🔟


吐く息も白さが増し、すぐそこに私の大好きな季節でもある冬の訪れを感じる毎日でございます😌❄️肌寒い日が続いておりますが皆さまはいかがお過ごしでしょうか?


私たちは現在、エアラインスタッフマナーの授業でワインについての知識を深め、実際に機内での提供の仕方などを学んでおります。


本日は、基礎ゼミにて「赤ワインの製造工程」や「ワインサーブの仕方」についての関連動画を拝見しました!





本日の基礎ゼミの時間を使い、学んできた知識に付け加え応用として、実際のワイン原産地での製造工程や作業姿を拝見し、もちろんのこと授業の予習復習にもつながりましたが、同時にワインについてより知識を深めたいという強い気持ちも深まりました。


ところで……ボジョレーヌーボーが解禁され日本中が盛り上がっている今日この頃ですが、皆さまは赤ワインがどのように作られているかご存知ですか?本日は簡単ではありますが、赤ワインの製造工程をご説明させていただきます☝🏻🍇✨

赤ワインの醸造フロー


1.《収穫》

まずは、ブドウを収穫します。収穫時期は、9~10月頃(北半球)です。収穫のタイミングは、品種の特性や生産者の意図によって異なり、収穫は手摘み・機械摘みの方法があります。

2.《選果》

収穫されたブドウの中には、ダメージを受けている悪い粒もあるので、粒の選果をします。収穫時に手摘みの場合は、収穫時とコンベア選果台のダブルで行われることもあります。最近では最新技術を使用し、一粒一粒を綿密に機械で選果する場合もあるそうです。

3.《除梗・破砕》

房から果梗を取り除きます。生産者によっては、意図的に除梗せずそのまま使用する場合や一部使用する場合もあります。破砕とは、ブドウ果汁を出す為に果皮を破ることです。機械作業で、除梗・破砕をほとんど同時に行うことができます。

4.《主発酵・醸し》

赤ワインは、ブドウの果汁・果皮・果肉・種子の全てを、木桶やタンクに入れて発酵させます。この際、アルコール発酵をさせる為に、酵母を加えます。糖分が酵母の働きにより、エチルアルコールと二酸化炭素に分解されます。上部は開放されているので二酸化炭素は揮発されます。アルコール発酵中は、熱が上がりやすいので、温度管理が行われています。

5.《圧搾》

発酵が終わると、ワインをタンク下部から抜き取ります。過度な圧をかけずに自重で引き抜かれたワインは「フリーラン・ワイン」と言われ、繊細な味わいを持ちます。フリーラン・ワインが抜き終わると、残りを圧搾機にかけ圧搾します。圧をかけたワインは、フリーラン・ワインと区別され、ブレンドされることもあります。

6.《マロラクティック発酵(MLF)》

出来立てのワインはリンゴ酸が際立って酸っぱい印象があります。そのリンゴ酸を乳酸菌の働きにより、柔らかな乳酸に変えます。これにより、ワインの酸味はまろやかになり、複雑性も増します。

7.《熟成》

発酵を終えたワインを樽やタンクに移し変え、熟成させます。樽を使用することで、ワインの風味に樽由来の影響が現れます。赤ワインの色調が安定し、風味がより複雑に変わります。

8.《滓引き》

熟成中に、酵母や果肉片が底に沈殿する為、上澄みを移し変えます。

9.《清澄・濾過》

清澄剤を加え、滓を取り除きます。濾過をすることで、余計な微生物も取り除くことができます。

10.《瓶詰》

瓶詰めし、栓をし、ラベルを貼り完成です。
瓶詰後、ワインによっては瓶熟成を行うことがあります。瓶内熟成をさせてワインの複雑性を高めて出荷します。






この製造工程を経て、私たちの元に赤ワインが出回っているのです。


私も早く20歳になり、ワインを美味しくいただける日が来るのを心から楽しみにしております😆⭐️

最後に、簡単にとは言ったものの長くなってしまいましたがお楽しみいただけましたでしょうか?ちなみに今年のボジョレーヌーボーは「風味豊か」だそうです!機会がありましたらぜひご賞味ください🍷🍇💜

本日も最後までご覧いただきありがとうございました!







コメント
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