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埼玉女子短期大学 エアライン・ホスピタリティコースの活動を紹介していきます。

卒業レポート2023「アジアの航空貨物輸送〜航空貨物のこれからについて〜」

2024-01-24 08:39:00 | 卒業論文

みなさんこんにちは❄️🧤

2年の坂本です。


本日は私が取り組んだ卒業レポートについてご紹介致します。



私は「アジアの航空貨物輸送〜航空貨物のこれからについて〜」というテーマで卒業レポートを作成しました。



空港は様々な人や物の輸送が盛んな場です。私は、高校時代に観たニュースがきっかけで貨物部門の仕事に興味を持ちました。コロナ禍で人の移動が減少し、航空業界が損失を被った中、ワクチンやマスク、ネットショッピングなどの需要増加により、貨物輸送が注目され、その成果が報じられたニュースを観て新たなビジネスの構築や可能性を感じました。そのため、私は物流に焦点をあて、詳しく知りたいと思っためこのテーマを設定しました。



早速ですが皆さんに問題です。💬

Q.世界で1番、貨物の取扱量が多い空港をご存知ですか?✈️💫




正解は……香港国際空港です🇨🇳✈️



下記のデータは国際空港評議会(ACI)が2023/4/5に発表した国際貨物取扱空港ランキングです。東アジアが上位5位を独占していることが読み取れます。ここからは、香港国際空港について取り上げます。




香港国際空港は、中国広州省東南の小島、ランタオ島沖にあり、世界最大のハブ空港で貨物輸送の発展と向上により、香港経済の重要な役割を担っています。2つの旅客ターミナルに加え、「スーパーターミナル」や「アジア・エアフレイト・ターミナル」など複数の貨物ターミナルも存在します。








今でこそ、世界有数の物流機能を持つハブ空港ですが、どのように発展していったのでしょうか。💭🧐



1970年代まで香港の航空貨物は各航空会社が自社で運営していました。そのため、業務が分散したことにより、処理能力の低下をまねき、外部環境の影響を受けていました。また、老朽化した輸送設備と後れた管理体制も課題で、その結果、香港の航空貨物の成長は遅れていました。これに対処するため、香港政府は専門の航空貨物ターミナルを設立し、Hactl社を通じて香港に出入りする全ての航空貨物を処理する仕組みを整えました。そして、1980年代に入ると香港と中国本土の間で次々と就航路線が増加しました。それにより、香港の航空貨物輸送は急速に発展しました。90年代入ると1度不景気の影響を受けましたが、アジア経済の成長は著しく、世界水準を上回り、この時には貨物取扱量は世界最大の空港となっていました。


香港では主に航空輸送✈️、陸上輸送🚛、河川輸送🛳、海上輸送🚢の4つの輸送方法があり、地理的な優位性から海上輸送と河川輸送が重要な役割を果たしています。しかし、香港は国際航空貨物便および旅客便の豊富な路線を備え、これにより中国への輸入貨物が効率的に運ばれる環境が整っています。また、通関手続きが迅速であることから、華南地域の企業が香港を経由して輸入し、陸路での運送が非常に良いのです。これにより香港は、国際航空貨物のハブ空港としての地位を築き、国際貿易における航空貨物輸送の構造が安定していると言えます。



香港国際空港はアジア太平洋地域の中心的な航空貨物ハブとして重要な地位を築いています。その地理的優位性や効率的な物流インフラ、柔軟なサービスが、国際的な物流ネットワークが成功した要因であると言えます。香港国際空港の発展は、急成長するアジア太平洋地域の経済とともに歩み、新たな可能性と効率性を追求する航空業界の一翼を担っています。今後もデジタル技術や環境に対する取り組みを強化し、持続可能な発展と更なる進化が期待されます。🛫🍀*゜



最後までお読みいただきありがとうございました🎀


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