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埼玉女子短期大学 エアライン・ホスピタリティコースの活動を紹介していきます。

2022年度卒業レポート 世界の航空会社の環境への取り組みと今後の展望

2023-02-02 11:44:00 | 卒業レポート

こんにちは☀️

森川ゼミ2年の下東です。

今回は私が取り組んだ卒業レポートについて記事を書きます✏️

最後までお付き合い頂けると幸いです😊


私は「世界の航空会社の環境への取り組みと今後の展望」というテーマで卒業レポートを作成しました。


皆さんは、航空会社がどのような環境対策を行っているかご存知ですか?🤔

私はエアラインコースで学ぶ中で、環境問題に触れる機会が多く、今後企業の環境への取り組みは必要不可欠ということに気付きました。


航空会社では脱炭素にどのような取り組みを行っているのか、海外と日本の航空会社を比較し、環境への取り組みについて理解を深め、視野を広げることを目的として、本テーマで研究を行いました💻📚



はじめに、飛行機から出る二酸化炭素が及ぼす環境への影響について調べました。


国土交通省のデータによると、2020年度の運輸部門のうちの航空からのCO2排出量は、部門のうち2.8%の割合ということが分かりました。

全体として見た割合は低いですが、飛行機は必要不可欠な交通手段で、コロナ禍の緩和で今後増便することを予想すると、CO2排出量を減らしていく必要があると考えました。



次に国際航空の環境目標について調べました。

20229月に開催されたICAO総会では、国際航空の脱炭素化目標で、「2050年までのカーボンニュートラル」を採択しました。

長期目標の実現のため、地球一体となって取り組んでいく姿勢を感じました🌍



日本の航空会社からは、ANAの取り組みについて調べました🇯🇵

ANAは、SAF(持続可能な航空燃料)の活用を脱炭素対策の中心にしていることが分かりました。

SAFで飛行機が運行できるようにするために、サプライチェーンの構築に力を入れていることが分かりました。

また、最新の機体を積極的に導入することで、燃費を改善し、CO2削減を実現させています。



海外の航空会社からは、ニュージーランド航空の取り組みについて調べました🇳🇿


ニュージーランド航空は毎年多くの賞を受賞しており、世界的に見ても評価が高い航空会社ということから比較対象に選びました。


ニュージーランド航空は、電気や水素を用いて飛ぶ航空機の導入に努めています。

ニュージーランド自体、電力の大部分が再生可能エネルギーであることが、この航空機の運航に適していることが分かりました。


また、自分が乗ったフライトのCO2排出量を相殺できるカーボンオフセットプログラムは、これまで約18万人以上の利用者がいるという多さに驚きました。



2社を比較してみて、ANASAFの利用、ニュージーランド航空はゼロエミッション航空機の導入と、それぞれ環境対策のメインは違うことが分かりました。


特に水素燃料航空機は、日本ではあまり注目されていませんが、20224月にエアバスと川崎重工業株式会社が、日本の水素利用の促進に向けて協働することが分かりました。

今後は、日本でも水素燃料の利用が増える可能性があると考えました。



今回の調査で、航空会社は脱炭素の実現のために、世界中が取り組む姿勢を知り、将来を見据えて具体的な計画を立てることの大切さを学びました。


そして、海外の航空会社の取り組みを知ることで、新たに視野を広げることが出来ました。


本研究で学んだことを活かし、今後持続可能な社会を作る一員として、環境問題と向き合っていきます🌳



風が強く寒い日が続いていますが、くれぐれも体調にはお気をつけください☺️

最後までお読みいただき、ありがとうございました


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