No.37 「美和の郷 高部」2023年の夏-フォト俳句―2023.08.11
フォト俳句 始めてからかれこれ15年近くなります。
デビューは、長野県須坂市で開催された「信濃毎日新聞フォト×俳句全国コンテスト」
同じ趣味の人たちが、仙台市や神戸市など遠方からも参加し、私も茨城県からの遠方組の
一人でしたが、楽しい二日間のイベントでした。
初日は、須坂市内での撮影と吟行、その日の夕方までに作品を作り上げ提出です。
夜は懇親会、地元のバックアップもあってとても楽しい一晩をすごすことができました。
翌日は、朝から審査です。一次審査、二次審査と進み、徐々に残る作品も限定されてきました。
昼休みをはさんで、そして最終審査は4点に絞られ、その中に私の作品も含まれていました。
審査員は3名 中谷先生(フォト俳句提唱者:写真・俳句)、坊城先生(日本伝統俳句協会 高浜虚子のひ孫、俳句・写真)、安見先生(川柳作家)、司会は新進気鋭の女流俳人神野紗希さん、
そうそうたるメンバーです。
丁々発止の審査員、胸ばくばくの私.....
グランプリは 遠くで私の名前が呼び出されたようです、意識が飛んでいました!
帰途、中央線の指定切符をグリーン車に変更して、悠々、凱旋気分で戻ってきました。
もう昔の思い出になってしまいました!
今回UPしたフォト俳句は、明治期から昭和初期に山林業で繁栄した、茨城県美和村にある高部という集落で撮影しました。
ローカル色が残る、静かな郷です。
炎天下、カメラをぶら下げのんびり歩いてきました。
帰りには、美人の湯と言われている「笹の湯」で、ゆったりまったり 露天風呂から眺める美和の郷は平和でした。
ノン・ブラック展にも何点か展示されていましたね。
打越さんの多彩な一面を知ることができました。
お師匠さん(中谷吉隆元朝日新聞記者ののちフリーランス)の口癖は、「写真に写したものをそのものずばり読んでは意味ない、写真見ればわかること 付かず離れずの距離感だよ」師匠も85歳まだまだ元気です。私にとって残念なニュースは、先だって森村誠一氏(もフォト俳句の愛好者、推進者)が亡くなったこと。私の作品も随分とみていただき
.....ました。