Liquid biopsyは癌の早期診断における有用性が期待されている手法です。米Weill Cornell Medicineの星野歩子先生らのグループは以前から癌のバイオマーカーについて網羅的な解析を行っておられましたが(Nature. 2015 Nov 19;527(7578):329-35など)、今回は多施設共同研究によって患者血清および癌を移植したマウスの血清からextracellular vesicles and particles (EVPs)を単離、解析し、機械学習と組み合わせることによって90%以上という高い感度・特異度で多くの種類の癌の診断が可能なバイオマーカー(を用いたアルゴリズム)を明らかにしました。大変すばらしい成果であり、今後の癌早期診断のスタンダードな手法になる可能性があります。
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