泣き続けた夜

本当は、昨夜も今夜も、泣いていた。
泣かないと自分の精神を保っていられなかったからだ。
涙がどんどん出てきて、泣き続けた。

父親に母親から言われた事、昨夜も今夜も泣いた事、
傷ついた事を話した。
後から母親が加わったが、やはり自分を正当化する意見ばかりだ。
傷ついた人間に対して、なんでこんなにも責め続ける事が出来るんだろう。

お互い言動に気を付ける事になった。
っていうか、あまり顔を合わせず、極力言葉を交わさない方がいいのだろう。
父親は「桜桃はもう帰った方がいい」と言うが、
私だって帰れるものなら帰りたい。
と言いつつも、正直帰りたい住居ではないけど。

この大ゲンカに関しては、セラさんには言えなかった。
昨日の一件さえなければ、仲良し親子で結構どんな事でも言い合えたのに。
なんでこうなっちゃったんだろうね。