大塚 せつ子~白神の風

白神山地から発見された『白神こだま酵母」が、いつか世界中の大空に羽ばたくように、これからも新たな技術の開発を目指します

ノングルテン米粉パン~生地の組成について

2010-10-08 09:52:41 | ノングルテン~米粉のパン・麺・おやつ
焼きたては、そこそこおいしく食べることができるものでも、時間の経過とともに

その実力が現れます。

同じように熱処理をした米粉を使っていても、その熱処理の仕方によって・・・若しくは、熱処理さえ

しないで米パンを作ってしまうと、どうしてもその生地の組成は弱くなります。

先日、あるノングルテンの米粉パンを食べました。

冷凍してあるものを解凍して、少し電子レンジで温めてからいただきましたが、少し冷めたとたん口の中に入れると

それは、パンの生地ではなく乾いた粒となってほろほろと壊れ、まるで大粒の粉を食べているようでした。


ノングルテンで米粉100%のパンを作ることは、本当に大変なことです。

今、製粉技術が発達したことでかなりガスを包める生地を作りやすくなっていますが、根本的なことを

理解していないと「パン生地」にはなりません。




同じ日に焼いた3日後の一斤の米粉パンです

左は、いつものように野菜種を使ったパンですが、右は熱処理した米粉だけで作り野菜種は使用していません。

焼きたては同じようにしっとりおいしいパンでしたが、時間の経過とともに生地の組成が変わっていきます



















野菜種を使ったほうは指で押しても生地は壊れません                 野菜種を使わないほうは 軽く指で押しただけで
                                                    すぐに生地が壊れました
                                                    

お米の本当の力とおいしさを、伝えたい!

それが、私の心からの願いです。

そして、その志に集まって来てくださる西原の生徒さんには心から感謝をしています

今日より明日・・・

明日より明後日・・・

毎日毎日が進歩の日々


最先端の技術と、米粉の魅力を精一杯伝えていきたいと思います。





最新の画像もっと見る