大塚 せつ子~白神の風

白神山地から発見された『白神こだま酵母」が、いつか世界中の大空に羽ばたくように、これからも新たな技術の開発を目指します

国産小麦でパンを焼く

2007-06-14 10:17:04 | 白神こだま酵母の話

私たちは、国産小麦でパンを焼く道を選択しました。

それは、私がパンを焼き始めた頃話題になっていた

ホストハーベスト問題や、また素直に国産小麦の

おいしさを感じたことからでした。


「国産小麦はパンに不向き」

そういわれ続けてきたことも事実です。


今販売されているイーストは、外国産小麦の適正に

あわせて品種改良をされてきたものですから

国産小麦に不向きなことは、否めなかったのです。


でも、白神こだま酵母によってその「ジンクツ」は

破られました。

国産小麦の品種改良も進む中、無添加でふんわり自然な

甘さのパンを、白神こだま酵母が焼き上げてくれるのです。


ただし、国産小麦は狭い日本の土地で栽培されていますし

四季折々の環境があり、たとえ同じ品種であっても、『吸水率』

が変わります。

ということは、当然その小麦にあわせた捏ね方も工夫を

しなければなりません。

それが『技術』だと、私は思っています。

そのためにSalaのパン教室では、手捏ねが基本になるのです。

自分の手で、吸水率がわかるようになるということが、国産小麦

のパンを焼く上で、必要不可欠になってきますね。



でも、それが「生地との話し合い」


この「話し合い」ができるようになったときの喜びは

大変大きなものであると・・・私は思います。



それは誰のものでもない、自分自身のために。

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