大塚 せつ子~白神の風

白神山地から発見された『白神こだま酵母」が、いつか世界中の大空に羽ばたくように、これからも新たな技術の開発を目指します

『米粉のパン、麺、おやつ』本日発売です

2011-02-01 10:15:23 | 取材・出版のお知らせ

皆様、大変お待たせいたしました。

いよいよ、本日『米粉のパン、麺、おやつ』(パルコ出版)が発売となりました。

米本来の甘さと、米粉の言い分を聞きながら作るノングルテンのお米のパンを、

家庭でより簡単に作っていただけるようにしました。

麺も「うどん」「中華麺」「パスタ」と、種類も豊富でたくさんのバリエーションをお楽しみ

いただけると、確信をしています。

おやつも、卵・乳製品を使っていないものもありますので、小麦アレルギーの方でも

是非おいしいおやつを召し上がっていただきたいと願っている私です。

 

米粉と出会って『米のプライド』を痛感いたしました。

米粉を小麦粉の代用としてではなく、まったくの別人格として向き合うことが大切だと

言うことを学びました。

 

小麦粉は水を吸うと、もう小麦粉には戻りません。

「グルテン」という別人格になるからです。(人格とあえて言わせていただきます・・・笑

でも、米粉はいくら水を入れて『捏ね』ても『混ぜ』ても、水分がなくなると

米粉に戻るのです。

それを、私は「米のプライド」と勝手に呼んでいます。

生涯、米であり続ける!

この潔さが、なんとも大好きです。

 

以前、書いたかもしれませんが田圃が永遠に田圃であり続けることの意義を

改めて認識させられるような気がいたします。

 

日本の食卓が、毎日・毎回米で埋められる・・・・

そんな日が必ず来ることを願っています。

 

 

さて・・・

そうはいうものの、米粉の食文化はまだまだ始まったばかりです。

いつも、サラパン教室の生徒さんには

「パンはメソポタミア時代から連綿と続いた食文化ですが、米粉はまさに

今がメソポタミア時代です。だから皆さんは、米粉のメソポタミア人ですね。」

と、お話させていただいています。

米粉はまだまだ、未知の世界が待っています。

米粉によって違う吸水の差や性質など、研究は今後も続きますが、こんなに

素敵な仕事に出会えたことに、心から感謝しながら白神こだま酵母と米粉の世界を

歩いていきたいと思う毎日です。

 

ノングルテンの米粉パンが難しい・・・と、思っていらっしゃるあなた。

是非、西原のサラパン教室にお越しください。

今回、「米粉のパン、麺、おやつ」の出版を記念して、この本のレシピをそのまま

お教室で作るクラスを開講いたします。

米粉メソポタミア人のお仲間を、大募集で~す。

 

詳しくは、サラパン教室へお問い合わせください。

http://www.sala-school.com/

 

全国から来てくださる「米粉のメソポタ人たち」のために、また全国で待っていてくださる

「米」ファンのために、今回出版の『米粉のパン、麺、おやつ』(パルコ出版)が、ひとつの

大きな通過点になることを心から願ってやみません。

 

また、今回の出版に際しましてご尽力いただきました関係者の皆々様に

この場をお借りしまして、心から厚くお礼を申し上げます。

 

日本の未来の子供たちに『田圃』と『米』・・・

『食』を残してあげることが、私たちの責任であることも付け加えさせていただきます。

 

 また、今回撮影に使用した米粉は「マイドルチェ」です。

ご購入は

                 http://www.sala1.jp/

                                            からどうぞ。

 

 


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