『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

閉店間際のスーパーにて

2009年12月22日 | シンガポールで暮らす

 先週末はバタバタして、買い物がしっかり出来ていなかったものですから、今日仕事が終わってから近場のスーパーに出かけました。

 閉店まであとわずか、急いで済ませないとなと自らに言い聞かせながら歩いていると、私の前をゆく二人連れの女性の姿が視覚に入りました。
 どうもオフィス・レディー風(←もう死語?)です。そして、どうも私と同じスーパーに行くようです。
 私はしゃべりながらゆっくりと歩くその女性二人を足早に追い越してスーパーに入りました。

 さあ買うぞ、と気合を入れながら野菜売り場で品定めを始めると、私の横目に先ほどの二人の女性が声高に何かを話しながら入って来るのが目に入りました。
 さほど気にも留めず買い物を続けていると、その時、怒鳴り声に似た値段交渉をする掛け声が耳に飛び込んで来たのです。

 急いで振り返ると、先ほどの二人の女性がなにやら店員さんにものを言っていて、店員さんが困った顔をしているのが目に入って来ました。はやる野次馬心を必死に抑えながら私は、なにか品定めをする風を装いながらすーっとその現場に近寄りました。すると、

 なんと、その二人の女性は閉店間際で既に安くなっている商品を更に値切っていたのですっ!ここは大阪ではありませんっ!顔を突っ込んでよく見てみると、なんと商品はバーベキューされた4分の1サイズの「チキン」でした。安売りの値札は「1個2ドル20セント」と書いています。残りはあと2個。耳を傾けていると、なんとその女性らは「2個買うから2個で1ドルにせい」と言っていたのですっ!なんのロジックもそこにはありませんっ、ましてやここは労働組合系のスーパーではありませんっ!シンガポーリヤン恐るべし。

 最初は「お客様ご冗談を」くらいに思っていたような店員さんも、お客さんが「マジ」であることを確認すると、急に真顔になり、店長さんを呼びました。で、店長さんがやってきて改めてその二人に説明を始めました。「お客様、この商品は既に“半額”になっているのです。それを更に値引き・・・」というところで私はそのカウンターを離れました。なぜって?それは、もしあのままあのカウンターにいたら、怒り心頭に達して「そのチキン全部私が頂きますっ!」と言って横取り、否、必要のないものを買ってしまいそうだったからです。

 買い物の途中で、あの二人の女性がレジで会計をしているのが目に入りました。あの勝ち誇ったかのような笑みを見ると、さては店側が値引きに応じたか、いやこのスーパーでそんなことがまかり通ってはならん、“鮮魚”ならいざ知らず、これはバーベキューチキンだから。などと訳の分からんことを頭で考えながら、私は急いでその二人の姿を視界の隅に追いやりました。そしにしてもまだ彼女らの声が耳に残っています。「どうせ売り残りなんだから、2個で1ドル、2 for ワンダラーにせーー!」  うちのお客さんでなくて良かったです(笑)。


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