春の夜に霜が降ったよ
やわらかい青い花にも
その花は枯れて死んだよ
若者が娘に惚れて
親たちの知らないうちに
こっそりと駈落ちしたよ
国々をさすらい歩き
幸せにめぐり合わずに
二人ともやつれ死んだよ
高校生の頃 口ずさんだ
ハイネの詩ですが、どこか
間違っているかもしれませ
んけど・・・・。
この娘さんと男は、決して
生命が終わったのでのでは
なく、愛がやつれて死んだ
のでしょうね。
“国々をさすらい歩き 幸せ
にめぐり合わずに・・・“
とても悲しい詩ですね。
アメリカの女性文学者が、
愛は三年で死ぬと言っています。
愛が死に、そしていつか愛情
という型に変わり、普通の男
と女になり、時という大きな
手のひらの中に包まれ、良き
夫婦で晩年を迎える。
移ろう季節をともに歩む
の二人の恋が・・・・