佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

ないものねだり

2022-04-13 17:28:32 | 日記

失ったものは、失った
というだけで懐かしく
愛しい存在になる。

今ここにないものは
輝いて見える。


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人生の最先端

2022-04-13 17:27:02 | 日記

 

 

 

 

 

 

祭りはいつか終わる。
いつかみんな別れて
ゆく。


この瞬間にはそれぞれ
自分たちの人生の最先端
にいる。

振り返ればそこには過去
という道ができているけれ
ど、ここから先はない。

それは、これから今という
瞬間をつなぎあわせて作
っていく未来なのだ。


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<狂人の真似>

2022-04-13 17:25:05 | 日記

 

 

芸の世界も物づくりの世界
も、自分なりの特徴づくり
づくりが肝心だが、それに
は基礎がなくではできない。

まずは、先人の技をいかに
盗むかが基本にあるという
ことだ。

昔から芸の世界においては、
まずは先生を手本にして徹
底的基礎を修め、次に自分
なりの工夫を加えてそれを
打破して己の形を作り、

修行に修行を重ねる中で
自然体になっていくのが
理想形だと言われるが、

これは何事においても言える
ことではないだろうか。

単なる物まねで終わってしま
っては駄目だが、独創性を出す
ためには、まずは「学(まね
る)」「習(反復する)」するこ
とです。

徒然草にも、「狂人の真似とて
大路を走らば即ち狂人なり。
悪人の真似とて人を殺さば
悪人なり、驥(き)(千里を行
く馬)を学ぶ驥の類い。

舜(しゅん)(中国の古代説話)
に見える五亭の一人)を学ぶ
は舜の徒なり、偽りとても賢
というべし」ともある。

まず学習し、次に個性を発揮
することです。

 

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佐久市野沢93番地十二町

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悲しい約束 Ⅱ

2022-04-13 11:57:18 | 日記

 

空しい疑問符に搦めとれたま
ま、ベットにどさっと倒れ込
む。

失望がぐるぐると、全身
を駆け巡っている。

両手で
抱え込んだ枕に顔を押し付け
て、悲しくて泣いている女の
子のふりをしてみる。


まるで、水槽から外に飛び出し
てしまった金魚のよに、なす
術もなく、足掻いている心を
持てあましながら。

 ああ、泣きたい、と思う。

 

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荒井由美の音楽

2022-04-13 11:55:06 | 日記

 

この世のものはすべて
無常だと改めて思うと、
恋に限らず、人のいのちに
しろ、いつかは終わると知って
いるから、密度が濃いものだと
思える。

桜は儚く散っていくから、
人は足を止めて見上げ、

紅は一瞬だから、心奪われる

恋には別れがくるからこそ、
燃え盛るひとときの思いを
大切にしたい。

心から人を愛すとは?
荒井由美の音楽には
『別れの美学がある』

 

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「そば屋のてんやもん」

2022-04-13 11:52:21 | 日記
 
 
 
 
 
てんやもの。店屋物と書くが、近ごろ
あまり耳にしなくなった。

昔は、「てんやものでもとるか」と
大人が言うと、子供は電話機のそば
に置いてある「お品書き」をいくつ
か持ってきたものである。

てんやものの決定権は常に大人で、
サザエさん一家の世界がそこにはあった。

場所柄、出前に重点を置かなくてはな
らないソバ屋の「お品書き」には、
心暖まる。親子丼、天丼、かつ丼、鍋
焼き、刺身定食、カレーライス等など、

爺婆から孫まで、てんでに好きなもの
をとって、家で卓を囲める。

ソバ屋が届ける家庭の憩もある。
出前ならではの味わいに、ソバ屋の
天丼がある。天ぷら屋のそれより、つゆ

なじみの良い厚手の衣で、配達時間の
うちに、しんなりふんわりふくらんで、
下のご飯に風味をにじませる。

ほろほろくずれる衣、つゆのしみたご飯、
大人のデカダンス。

「天丼はソバ屋の出前にかぎる」という
御仁は少なくない。
この記事についてブログを書く
 

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「心の鏡」。

2022-04-13 11:46:09 | 日記
 
 
 
 
古代ローマのオーガスタ皇
帝は、皇后との夫婦仲がきわ
めてむつまじく、家庭において
はすべてが皇后のいうがままで、

すこしも逆らうことがなかった
そうだ。やさしくて、善良な夫
だったわけだが、

もとより、皇帝は恐妻家ではなく、
皇后はカカア天下式に夫を支配
したわけではない。

にもかかわらず、夫を「自由自在
にあやつる」というふうであった。

皇后には夫を支配する意図など、
カケラほどもなかったのだ。

反対に従順であることのみ努めて
いた。その徳へのリアクションと
して、夫のほうも、従順になった、
ということであった。

つまり、夫の姿は、彼女のそれの
“写し”であったわけである。

もしこの皇后が支配欲の強い女性
で、“女上位”式に皇帝を支配しよ
うとしたのであったら、

夫はこれの“写し”となって夫婦
仲にヒビが入り・・・ということ
になったはずである。

つまり、この皇后は、「やさしい夫
をもつ」という妻の幸福、女のしあ
わせを、自分で創りだしたわけで
ある。

こういう男と縁を結んだことが幸運
・・・というだけのことだけでは
なかったのだ。

やはり、モンテーニュがいったよ
うに、夫は妻にとって(その逆も
また)人生の材料にすぎず、

これに彫刻をしてゆくのは自分
自信である。

幸福を刻むのも自分、不幸を彫る
のもまた自分なのだ。

人生において「自分が効く領域」
は、常識で思うよりはるか以上
に大きいようだ。
 
 

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