「きみ」が並んで眠っている。
なにもかもつかみとろうと
いうように、闇にむかって
伸ばされた右手。
自由への思いとも、自己表
現への焦燥とも、表現の苦悩
とも
さまざまに受け止めること
のできる「右手」である。
彼は、自分のように手を伸ばす
こともなく、伸ばしきらぬまま、
満たされているようだ。
幸せは、遠い闇の向こうにでは
なく、こんな身近がところに息
づいているようなものなのだ。
“わが右手暗闇にのばせば
のばしきらぬ
ほどなる位置にきみの左手“
なにもかもつかみとろうと
いうように、闇にむかって
伸ばされた右手。
自由への思いとも、自己表
現への焦燥とも、表現の苦悩
とも
さまざまに受け止めること
のできる「右手」である。
彼は、自分のように手を伸ばす
こともなく、伸ばしきらぬまま、
満たされているようだ。
幸せは、遠い闇の向こうにでは
なく、こんな身近がところに息
づいているようなものなのだ。
“わが右手暗闇にのばせば
のばしきらぬ
ほどなる位置にきみの左手“