佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

金買取 佐久市 ヤナギダ店長コラム『ほんとうの名前は何か』

2016-09-04 08:12:05 | 日記
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佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
ぴんころ地蔵側
  ~ヤナギダ~
☎0267-62-0220

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ブログ:
むつかしくいえば、『汝自信を
知れ』のひと言につきると思う
が、

案外人は自分のほんとうの名前
を知らないもので、会社で課長
とか部長とか呼ばれている間に、

それが名前の一部のようになり、
それをヌキにすると本来の自分
ではないような気がする時があ
る。

仏教では死ぬと戒名を貰うが、
これも背後に「ほんとうの名」
という思想を持っているから
だろう。

だが、最近はお布施によってい
かようにも変えられるそうだか
ら、アテにすることはできない。

昔は元服という儀式があって、
前髪を切り落とした。

これは首を斬ることの象徴的な
行為であり、その時子供は死に、
大人に再生し、子供の名は捨て
られて、大人の名前がつけられ
る。

牛若丸が義経に生まれ変わるの
である。

現代にも成人式というものがあ
るが、18歳になる以前
選挙権のおみやげ付き
で成人になっても、元服の感動
は得られない、

それは儀式ではなくて、おまつ
り騒ぎの一種にすぎないからで
ある。

人生の節目節目で行われた儀式
を失って以来、人間は不幸にな
ったのではあるまいか。

現代の大人たちが、いつまでも
子供の殻をひきずっているのは、
早くに親離れをするだけにも
劣るし、

会社に入れば会社が親がわりに
なって面倒を見てくれる。
一生ほんとうの名前を知らない
名無しの権兵衛で終わるのは
当然のことといえよう。

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