精神科医であり、作家である
加賀乙彦氏の取材のレポート
から分かったこと。
意外だが、死刑囚は口数が
ふえ、活動的になり、不眠不休
でも平気なくらいだ。
いわゆる、そう病の病状一色
になる。
これに対して、無期懲役囚は、
まったくのうつ病状態におちい
ってしまう。
口数が減り、元気がなくなり、
「自分は生きている価値のな
い人間だ」などとつぶやいたり
する。
ふつうなら、両者の病状は逆
だと思える。
死刑囚は残された時間を生き
急ぐため、時間の流れが凝縮
され、促進されるからだとか。
なにしろ、人生の締切がみえて
いる。
いっぽう、無期懲役囚のほうは、
時間こそ豊富にあるもの、自由
は許されれいない。
その長く不自由な時間を思って
絶望を深めていくらしい。
我々の人生も目的を持って
生きたいものだ。
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