武帝の功罪(格差社会) 2019-03-04 | 漢武帝 君主としての武帝の功罪については評価の分かれるところで、その未曾有の功績については敢て論ずるまでもない反面、その罪過もまた甚大に過ぎたというのが、ほぼ共通の認識となります。もともと武帝の業績の大半は外征に起因しており、国内の繁栄も基本的には対外的な拡張路線に沿ったものでしたから、主要な事績の多くは外征と切り離して語ることができません。但しそれは裏を反せば、その前段階となる外交の方は余り成功しなかっ . . . 本文を読む