武帝の功罪(儒教と道教) 2019-03-12 | 漢武帝 黄老の理念に基づき職務を行っていた漢朝の役人というのは、たといどんな不都合があろうと、基本的には現状をそのまま肯定し、既に出来上がっている体制を無理なく運営することを本分としており、そこに何らかの自発的な改革を求めることは殆ど不可能に近いような集団になっていました。もともと内部の人間が、自分の所属している組織を変えること自体が甚だ困難であるのに、変えないことを是とする思想のお墨付がある訳ですから、 . . . 本文を読む